アルバイトさんに教えられた、客観的にものごとを見るということ
客観的に物事をみることは、自身の成長には欠かせない事だと思います。
これでもか、これでもか、とガムシャラに行動している時って、とにかく主観になってしまいます。
主観が悪い‥とまでは言いませんが、やはり少し肩の力を抜いた方がスムーズに進むことって、ありますよね。
先日、うちのお店でこんなことがありました。
彼女はまだ、入ったばかりのアルバイトさん。一通りの仕事は覚え、あとはスピードと効率をあげれば晴れて一人前というところまで、頑張ってきました。
しかし、最後の一歩がなかなかうまくいかず‥。
わたしもどう教えていいものか?と少し頭を抱えていたのです。
そんな時、さらに新しいアルバイトさんが加わりました。
そこで彼女に、入ったばかりの新人さんへ仕事を教えてとお願いすると変化はみるみるうちに起きたのです!
それは、これまで彼女が視野に入れることの出来なかった仕事内容もどんどんこなせるようになることだったり、また自信がつくことにより仕事に対して躊躇せず、大胆に行動も出来るようにもなりました。そのおかげで、効率良く動くことができ、結果的に仕事全体のスピードもあがってきたのです!
たった1日で、この変わりよう!彼女の仕事ぶりに驚いたわたしは変化の理由を聞いてみました。
「新人さんの行動をみていたら、自分のことを客観的に見れたんです。いかに自分の動きが無駄か、わかりました。」
そうなんだね!それは、本当に勉強になったね!と、彼女に伝えたわたしもまた、ふたりから学びを頂いていました。
仕事を教えることとは、手本を見せるだけでなく、アドバイスをするだけではない。
ひとにモノを教えることで、アウトプットから起こる変化を自身の糧にするという勤勉さ。
まさにこれが、彼女を変えてくれたのでしょう!
そしてさらに言うのなら、自分よりも新人さんから学びを得るという彼女の仕事への姿勢はわたしを触発してくれました。
客観的にものごとを見るというのは、自身をかえりみるために必用なことです。
しかしそれだけではおそらく成長には足りません。
自分の弱点を知り、認め、さらにそこから成長しようという向上心があってこそ、客観的にものごとをみるということに、意味が成されるのでしょう。
日々の仕事から頂ける学びと、スタッフさんたちとの好循環に、今日も感謝いたします!