BLEACH 千年血戦篇 -相剋譚-(3期)
OPの曲が流れるところは振り返りで、EDの曲が流れるところは今回のストーリーのチラ見せになっていて、このPV、上手く作ってるなぁと思った。
「卍解」を聴くだけでテンションが上がる。
『BLEACH』は原作派(週刊誌派)でアニメは観ない人から勧められて見始めた作品。
見始めた頃「鋼の錬金術師」にハマっていて、その人はハガレンを知らなくて「決め台詞は何?」って聞かれ「特には無いよ」と答えると、「つまらなくない?」と言われた。
アニメ派なので映像があるから特に気にしたことは無かったけれど、「卍解」を聴くとそのことを思い出すし、決め台詞があるとテンション上がるなぁと思う。
「卍解」は言いたくもなるしなぁ。
『BLEACH』は解釈が難しいところがあって、勧めてくれた原作派の人によく質問していた。
「アニメは原作とは違うかもしれないけれど、こうだと思うよ」とか「そこはもう少し進んだら分かるよ」とか台詞を言っただけでどこの場面か理解してくれて、ネタバレはしない説明をしてくれる人だった。
「原作派=彼女」の印象が強くて、原作派の人って凄いなぁ。とずっとリスペクトしてきたけれど、2024年は原作派の人達に悩まされた 1年だった。
言いたいことは分からなくもないけれど、原作は原作、アニメはアニメで良くない?と思ったし、何よりも原作派の方が原作者の方を大切に想うように、アニメの作り手さんを好きな人間にとっては辛かった。
アニメは多くの方々の手で紡がれるので、誰か分からなければ何でも言ってもいいという感じがしてそれが凄く嫌で、ヤフコメで謎の戦いを何度かしてしまった。
彼女の存在がなければ、「原作派=厄介な人達」になっていたと思う。
『BLEACH』の原作派 = 悪い人はいない。
TVアニメ 『BLEACH』20th PV
このPV、「千年血戦篇 -相剋譚-」の初回の冒頭に流れた。
毎回、最初の放送回は振り返りが少し流れている気がするけれど、いつも泣きそうになる。
どういう感情で泣きそうになるのか自分でもよく分からないけど、ウルっとしてしまう。
OP
今回「眼」が keyword なので、眼から眼へ繋がって行くところと、歌詞の「手」の Word もアニメーションに取り込まれているところがいいなと思った。
作品タイトルを出すタイミングは、ここで出すのか!と思った。
「言葉にせずとも」のCM、途中で曲が止まるので毎回、何?って感じで画面を観てしまう。
画面を観るからタイトルとアーティスト名が目に入るし、上手いプロモーションだなぁと思った。
▼ インタビュー記事
OP曲 SIX LOUNGE「言葉にせずとも」インタビュー
上記のインタビュー記事に書かれている第1クールOP
▼ インタビュー記事
OP曲 キタニタツヤ『スカー』インタビュー
第1クール 第1話スペシャルエンディングムービー
過去振り返りの映像で構成されていて、クレジットにアーティストさんの楽曲名とお名前が出てくれる。
これを観た時、BLEACHはずっと観ていた。アーティストさんの曲は聴いていた。という人間にとっては、時を超えたような何だか凄い瞬間だった。
※ ちなみに「Rapport」は『BLEACHLEACH』生誕20周年記念原画展「BLEACH EX.」のテーマソング
『BLEACH 千年血戦篇』ANIMATION MV
これは「MV」だからクレジットじゃないんだよなぁ。
アーティスト名も楽曲名も映像の一部としてドンと出るので、おぉ!!と思った。
楽曲名『永遠』だけど、最後は「永遠なんていらない」で終わる。
『永遠』って曲だけど ”永遠はいらない” のか。。。そう来たか。と思った。
これ、BLEACHの為に作った曲って知らなくて聴いて、アーティストさんらしい歌詞と音でフルパワーに世界観を訴えかけてくるので、タイアップとして作ったと曲と知った時、ちょっと意外だった。
「今日が最期だって構わない 1秒先を見つめていたい」とか、御本人が思っていそうだし。
確か、選んでもらえるならば『スカー』ではなく『永遠』だと思っていた。とお話されていた気が。。。(うる覚えなので、間違っているかも。)
『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』OP
第1クールのアーティストさんが御自身のYouTubeチャンネルの生配信で、第2クールのOPアニメーションについて「キャラクター衣装デザインは、原作・総監修の久保帯先生がしている。オシャレ」みたいなお話をされていた。
配信中に BLEACHのことを質問されて答えたりもしていた。
その時、原作派の人とのやり取りの思い出と被ってしまい、BLEACHあるあるだなぁと思って、少し笑えた。
▼ インタビュー記事
OP曲 w.o.d.『STARS』インタビュー
ED
キャラクターがテンポ良く切り替わっていくのがいいなと思った。
BLEACHはキャラクター数が多いし、場合によっては好きなキャラを暫く観られないということもあるので、EDで姿を見せてくれるのは嬉しい。
▼ インタビュー記事
ED曲「MONOCHROME」水槽インタビュー
#27~ #32
第2クール『-訣別譚-』の最後、修多羅千手丸の中の方のお芝居が凄かった。
お芝居で作った世界観と空気感に入れられる感じになった。
あの空気を1度終わらせてしまったのは勿体無かったと思う。
確か最初に分割 4クールで 1年に 1度のペース。と公表されたと思うけれど、2クール連続か分割 4クールで 2クール飛ばしくらいのペースが良かった気がする。
BLEACHは歴史が長いし、キャラクター数が多いし、色んなバトルが並行して進んでいるしで、時間が空いてしまうと思い出し作業が発生するため考えながら作品を観てしまい、ストーリーに上手く乗っかれない。
特に今回はシリアスな場面からの開始になったので、気持ちがついていけない感じがあった。
#32 でコミカルがカットが入っていて、そこで気持ちが少し緩くなって、やっと「BLEACH、面白い!!」となった気がする。
ただ下記インタビュー記事を読むと「3~4年という長期プロジェクトだからこそ、トライすることが出来たこと」らしい。
うーん。最初に「千年血戦篇」の振り返り回を入れても良かった気がするけどなぁ。
皆さん、ちゃんと復習して観ているのかしら。
▼ インタビュー記事
田口智久総監督 × 村田光監督様 対談インタビュー
#33 「GATE OF THE SUN」
この回もコミカルなカットが入っていて、クスっと笑えた。
#32 からの良い流れ。
Aパート半ば、アスキン・ナックルヴァールが「あんたらを殺しに来たの」の台詞のところで右に曲がる映像、滑らかで良かった。
グリムジョー、カッコいい。
キャラクターデザインもだけど、お芝居もカッコいい。
出てくるとテンションが上がる。
アスキン・ナックルヴァールを追いかけるところ、スピード感があって良かった。
恋次が石田の矢を避けて着地するところからAパート終わりまでの映像、良かった。
Bパート冒頭の恋次と石田のバトル、足元や手元など体の一部分,体全体と描写の視点切り替えや、スピードの緩急が細かくて良かった。
恋次の「わりぃかよ」の後の体の反り具合、力を込めている感じで良かった。
#34 「BABY, HOLD YOUR HAND」
更木剣八と涅マユリの掛け合い、おぉ!!ってなる。
他ではなかなか観られない。
斑目一角と綾瀬川弓親、会話や涅マユリへのツッコミがクスっと笑えて良かった。
Bパート冒頭、涅マユリの「では予定通り」の前の表情、良かった。
涅マユリの技、いつ観てもどれも気持ち悪い。
ペルニダ・パルンカジャスの技もグネグネなるやつとか気持ち悪くて、気持ち悪い対決だった。。。
金色疋殺地蔵、相変わらず気持ち悪いな。。。
#35 「DON’T CHASE A SHADOW」
Aパート終わり、京楽春水の影法師の映像、良かった。
ここでリジェ・バロを切った時の表情も良かった。
京楽春水の中の方のお芝居、力んでなく軽い口調だけど怖いんだよなぁ。
Bパート冒頭、「破道の七十八・斬華輪」を放った後、一護とアスキン・ナックルヴァールの戦いに切り替わる演出、上手い。
ここの「それが分かっちまえば」の台詞のところのアスキン・ナックルヴァールの手の描写、綺麗。
花天の中の方のお芝居、色っぽい。
作画でも、もう少し色気を足しても良い気がしたなぁ。
破道の七十八を検索したら「鬼道(破道・縛道)まとめ一覧」が存在した。
原作派の人に聞いたことあるんだよなぁ。「1からあるの?」って。
#36 「BABY, HOLD YOUR HAND 2」
OP前、ペルニダ・パルンカジャスが弓矢を放ち、それを避ける涅マユリの作画、良かった。
ここの地面の描写、色彩とかの作り込み感が好きだった。
ネムが涅マユリを助けるところ、珍しく表情があるだよなぁ。
「目が覚めたかね。おはよう、7号。」の台詞回し、柔らかかった。
ネムはお人形みたいで、産まれたばかりの感じが出ていて良かった。
涅マユリの中の方、言うのもおこがましいけれど、凄い台詞回しが上手いんだよなぁ。
モノローグの部分とか、言葉の含ませ方とか。
画がなくてお芝居だけでも心情が読み取れる。
幼少期のネム、可愛いんだけど、気持ち悪いぬいぐるみ?を抱いて寝ていたなぁ。。。
戦うネムの姿、綺麗だった。
飛び降りている姿、走っている姿、神経凝固剤を打ち込むところとか。
Aパート終わり、涅マユリを助けに行く時に屈伸になる姿、ロケットっぽかった。
あーゆー時は女性キャラでも足を広げていた方が力強く見えるので好き。
擬似魂魄だから羞恥心が欠けているというのも分かる見せ方だった気もするし。
Aパート最後のネムの姿はカッコ良かったし、バラバラになってしまった時は切なかった。音楽の演出も良かった。
Bパート最後、涅マユリの「私とお前の二人でな。」は語尾の含ませ方や、余韻の作り方が凄く良かった。
今回の涅マユリの作画、カッコ良かったなぁ。
3期の中ではこの回が1番好き。
#37 「SHADOWS GONE」
Aパート始め、花天が京楽春水に言葉をかけているところのお芝居、良かった。
ここの京楽さんの横顔の作画も良かった。
Aパート半ば、神剣・八鏡剣の映像、光の色彩が綺麗だった。
七緒ちゃんだから、七光りなのかなぁ。
七緒ちゃんの構え姿もカッコ良かった。
京楽さんと七緒ちゃんとの関係性のエピソードも良かったし、最後に放つところの映像も音楽の演出も良かった。
でも何かもう1つ欲しかった感じだったんだよなぁ。
何か最後にもう1つ。うーん。。。
最後のタイトルの入れ方、オシャレだったなぁ。
毎回、タイトルを入れるタイミングや入れ方が違うんだよなぁ。
#38 「friend」
※ この回のキャスティングについて書いています。
嫌な方は読まないで下さい。
もしも読んでしまって嫌な思いをさせてしまっていたら申し訳ないです。
Aパート冒頭、柱の影の入れ方、良かった。
ユーグラム・ハッシュヴァルトと戦うバズビーの表情、良かった。
少年のバズとユーゴーが出会った森、背景画が綺麗だったし木漏れ日の作り方も良かった。
少年のバズ、会話している時とモノローグ部分で声の印象が違い、別キャラクター?と思ってしまった。
澄んだ響き方をする声質の方だなと思っているけれど、会話の部分は声が響かないようにお芝居をされていたと思う。
ディレクションだったのかもしれないけれど、モノローグ部分になるとかなり響いている部分があって、同じキャラなのに声の印象が変わって聴こえてしまった。
大人のバズの中の方はそんなに響く声質ではないと思うので、少年期と成人期での声質のバランスも良くないように感じた。
何よりも大人ではユーゴーの方が声が低いので、うん?ってなってしまった。
子供のユーゴーは中性的な雰囲気なので女性声優さんキャスティングしたのではないかと思うけれど、ユーゴーの中の方を声の高い男性声優さんにするか、バズの中の方を活発なキャラが合う女性声優さんにするかにした方が良かった気がする。
声の印象で引っ掛かりが出来たのが残念だった。
ヒューベルト・アレクサンダー・クライヒのキャスティングは意外だった。
中の方は「劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ」に別キャラで出演されていたので。
同じ動作から少年期のユーゴーの姿から今の姿に変わるところ、良かった。
蹲るバズビーの作画、良かった。
「バーナーフィンガー4」を放つところの表情も良かった。
「バーニング・フル・フィンガーズ」を放った後、吐血するところの色彩が良かった。
画面がパープルがかった色合いになっているので、吹き出す血や服から滲む血は赤いけれど、地面に落ちた血はパープル寄りになっていて、色の表現で作った世界観を壊さない色彩設定になっているなと思った。
倒れる前のバズビーの表情も良かった。
Vアニメ 『BLEACH 千年血戦篇』#25〜#38 LOOKBACK
この編集の仕方、上手い。
最初は 2期の振り返りで、それからは #38から前に戻る映像で、#25まで戻ったら、#39,#40 の予告になっている。
#39 「The Visible Answer」
ジェラルド・ヴァルキリーの登場にツッコミを入れる浦原喜助と平子真子、クスっとなって良かった。
平子のサラっとしているけれど含みも入れてくる台詞回し、好きなんだよなぁ。
恋次が倒れているところの横顔の作画、良かった。
アスキン・ナックルヴァールに倒された一護の横顔の作画、良かった。
夜一さんの登場シーンの映像、凛としていてカッコ良かった。
「瞬閧・雷神戦形」の映像、迫力があったし、夜一さんの表情も良かった。
Bパート冒頭、夜一さんにお礼を言うところの一護の表情、良かった。
表情だけで気持ちが伝わる作画だった。
四楓院夕四郎咲宗と夜一さんの掛け合い、面白かった。
緊迫した戦いの中でも少し笑えるところがあるといいな。
戦うところの表情、良かった。
ジェラルド・ヴァルキリーが大きくなって声で風が起きるところ、「風」の強さがよく出ていたし、埃っぽいものが舞っているのも良かった。
大きくなった姿を見つめる浦原さん、目が少し見えていて表情が掴める描写だった。
#40 「MY LAST WORDS」
Aパート冒頭、石田の放った矢を避ける一護の表情、良かった。
回想に入る前の石田の表情と矢を構える姿、カッコ良かった。
一護と石田の戦いを見ているところの織姫、台詞が無くても感情が読める動きで良かった。
今期の織姫、可愛く描かれているなぁと感じることが多かったなぁ。
Aパート終わり、リジェ・バロが真っ二つになり、一瞬、音が止まって映像のみで見せてからの爆発。吉良イヅルの登場。おぉ!!だった。
石田の「最後の言葉じゃあるまいし」のところ、表情に柔らかさが入っていて良かった。
続き、観せろっ!!ってな感じで終わってしまった。。。
#39,#40 はアクションシーンが多かったけれど、キャラクターの表情も良かったなぁ。
最終回スペシャルオープニングムービー
キャラクターが次々登場するし、CVの方のお名前も出ていた。
やっぱりキャラクターと一緒にお名前が見られるのはいいなぁと思った。
3期の振り返り映像も入っていたし、OPからテンション上がった。
最終回スペシャルエンディングムービー
EDもキャラクターが次々登場する。
通常EDの時もだけど、静止画はキャラクターをじっくり見ることが出来ていいなと思った。
吉良イヅルの体が無い部分から月が見える演出、良かった。
最後の方の、一護と石田が向かい合わせで少し柔らかい表情を見せているカット、作品の最後と繋がっていて良かった。
3期を観ていて、BLEACHはキャラクターを大きく描写しているなぁと感じた。
動きが大きいというか。
指の長さや手の厚み、足の動きの見せ方なのかなぁ。
上手く言えないけれど、観ていてそう思った。
それが迫力や躍動感に繋がっているなと。
作り手の皆さん、3期も良かったです。
でもやっぱりもう少しスパンが短かった方が良かったかなぁ。
毎期惹き込まれた状態で終わりになってしまうので、この状態で終わらせてしまうのは勿体ないなぁと思ってしまいます。
「BLEACH 千年血戦篇 -禍進譚-」、楽しみにしています!!
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