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生まれ変わるとしたら

今日はkaysenさんにリクエストを貰ったお題、「生まれ変わるとしたら何になりたいか」です。

kaysenさんのnoteも貼っておきますね。


では改めて、生まれ変わるとしたらという話をしていきたいと思います。

「お星様とかは勘弁して」って言われたので、あえてお星様って書くのが正解なのかな、、とも思ったんですが、特にお星様に思い入れもないもんで、素直に僕の気持ちを書いていこうと思います。

と、その前に、

僕は今、救護施設という福祉施設で働いているのですが、皆さんは救護施設って知ってますか?

生活保護を受給している方が入所する施設なんですが、福祉施設で働きたいと思っている方にはめちゃくちゃオススメしたい施設だと僕は思っています。

僕はそんな救護施設で働く前は、障がい者施設で働いていました。その前も障がい者施設、コンビニ、飲食店などなど、アルバイトを含めたら色んな労働をしてきたんです。

特に働くことが好きという訳ではなくて、その時々に必要だと思った、もしくは面白そうだと思ったからというのが働く理由だったりします。

で、今はというと、救護施設が抜群に面白いと思っている訳です。福祉職を希望している方は是非に。

僕が初めて働いたのは、高校生になった直後に始めた飲食店のアルバイトでした。

僕は部活も真剣にやりたいと思っていたので、1年間だけアルバイトを死ぬ気でやって、あとの2年は部活を真剣に打ち込むと決めていて、

1年生の頃は、部活の練習が午前で終わる日を狙ってダッシュで帰り、アルバイトで精を出し、部活が休みなら1日中アルバイト三昧といった感じだった。

もし、もしあの時の僕が、夜勤ができる年齢だったとしたら、迷うことなく夜勤をしていたと確信できる、そのぐらい初めての労働というか、お金を稼ぐことに真剣でした。

その結果、僕は1年間で50万円以上の貯蓄を作ることができ、「これだけあれば高校生活は安泰だ」そう思って僕は、アルバイトを予定していた1年でスッパリ辞めたることにしたんです。

とは言え、高校生と言えどもまだまだ子どもじゃないですか、そこまで真剣に働かないといけない年齢かと言われれば、そうではなかったと思います。

まして高校生の主たる労働はと問われると、ほとんどの人が勉学に勤しむことと答えるはずで、校則でアルバイト禁止なんてのがデフォルトのように存在していますよね。

じゃあなぜ、僕はあれ程までに働いていたのか。

僕はいつもその問いに「携帯電話が欲しかったから」と答えることにしている。

事実、携帯電話は欲しかったしね。

当時の携帯電話といえば、中学生は持っていない人が多くて、高校生はほとんどが持っている、それぐらいの普及状況で、それもパカパカ式かスライド式のガラケーが主流だった。

そんな携帯電話は何をするにも小さい液晶と睨めっこすることになっていて、スマホが主流になった今になって思えば、使い辛さこの上ない。なんなら僕の近眼を進行させた戦犯だとも思っている(たぶん違う)

僕が高校生に上がる頃、そんな携帯電話が欲しくて欲しくて堪らなかった。

初めて携帯電話を手にしてメールアドレスなるものを自分で作った興奮と熱量は、最近体験した何物にも代えられない特別なものだったように思う。

その証拠に、今のアドレスを聞かれても直ぐには出てこないけど、あの頃のアドレスは今でも暗唱できるほどだ。

ちょっと話は変わるんだけど、うちの家には暗黙のルールが存在する。どこの家にもあるとは思うけど、うちの暗黙のルールは、その8割が3歳上の兄から発生していた。

「子ども部屋の占有権」
「一人暮らしを始めていい時期」
「卵かけご飯の作り方」

シビアなものからしょうもないものまで、こんなのが恐らくあと100個ぐらいは存在している。

別に守らなくてもいいと思えるものも多かったけれど、僕たち兄弟もとい親子は、その暗黙の了解を厳密に守って生活したんだ。

その1つに、携帯電話のルールがあった。

我が家では、携帯電話は高校生から持つことが許され、料金は各々の子どもが負担することになっていた。

「なっていた」という言葉の通り、このルールのようなものを親から告げられたことは1度もない。

兄の踏襲だと言えばそれまでだが、その現象こそ兄がルールを発生させた事実に他ならない。

そして僕はそのルールを厳守すべく、高校1年生の貴重な学生生活をアルバイトに捧げる決意をした訳だ。

長くなったが、ここまで来ればこの記事のゴールもある程度見えてくるんじゃないかな。

そう、僕は兄に憧れていた。

暗黙の了解という絶対厳守の家庭内ルールの8割が、兄から発生しているその事実、それを僕は自分の成長と同じくして感じて生きてきたんだ。

そりゃ憧れずにはいられない。

そして僕は、そんな憧れの兄の言動をいくつもいくつも取り入れて、そして成長したのが今の僕だ。そこに、今の僕に、僕は何の不満はない。

最初の質問に戻ろう。

「生まれ変わるとしたら何になりたいか」

僕は、兄の真似をしない自分を生きてみたい。憧れなんて捨ててしまって、次は僕が生きたい僕を生きたい。

おしまい。


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