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#66「アーセナルvsバーンリー<マッチプレビュー>PL第27節」
こんちゃ!どうもいったーです。
今回は、「アーセナルvsバーンリー<マッチプレビュー>PL第27節」について書いていきたいと思います。
コロナの影響でこのミッドウィークも未消化試合がPLはありましたね。アーセナルはちゃんとコロナ感染の対策をしているため、試合延期にはならず、休息のミッドウィークでした。
フラムvsスパーズ、リバプールvsチェルシーでは「ハンドボール」についての判定が議論を巻き起こしました。対照的な判定になったため、失った勝ち点もそうですが、一貫したレフリングを求めたいです。それにしてもチェ〇シーはハンド保険にでも加入したのでしょうか?
予想フォーメーション
ホームチーム:バーンリー
監督:ショーン・ダイチ
フォーメーション:4-4-2
アウェイチーム:アーセナル
監督:ミケル・アルテタ
フォーメーション:4-2-3-1
対戦成績
アーセナルの13試合10勝2分1敗
ここ5試合3勝1分1敗
※アルテタ体制未勝利(2戦1分1敗)
前回対戦
2020/12/14 PL第12節 @エミレーツ・スタジアム
アーセナルvsバーンリー(0-1)
得点者:‘73 オーバメヤン(OG)(ARS)
アーセナル前節振り返り
前節はレスター相手に逆転勝利を収めました。(3-1)キングパワースタジアムで3連敗中で苦手とするレスター相手で開始序盤に失点するというお決まりの義務失点で先制されましたが、シニア組のウィリアン、ペペが躍動し勝利に導きました。スミス=ロウは途中臀部を痛め、負傷交代となりこの試合の出場は不安視されています。セドリックとペペの相性は良さそうです。
アーセナル注目ポイント
〇前回対戦のクロスゲーからの真価を問う
〇前回対戦のクロスゲーからの真価を問う
前回対戦では、アーセナルは絶不調も絶不調でvsバーンリーを迎えるまで4試合1分3敗でした。バーンリーにも負けて、その翌節vsエバートン(1−2)で敗れていた時期です。もはや懐かしさすら感じます。最前線でボールが収まらない、縦パスを通せない、受けれない、でブロックの外からとりあえずクロスたくさん放り込んでいたのを思い出します。
あれから約3ヶ月の月日が流れましたビルドアップの形もやっと様になり、流動的な攻撃も見せ始めています。
vsバーンリーだからと言うことでやることは変わりません。ビルドアップ時には2CB+2CMFが菱形を形成しながら、ボールと共に前進させるやり方を取ると予想されます。4−4−2の守備ブロックということで、vsレスターとのゲームと同じような戦い方になるでしょう。
左サイドはLSBを最大限に活かすため、ウィリアンがインサイドに入りながらCFと連携しながら縦パスを捌き、パス交換、ターンからLSBティアニーが相手CB &SBのエアポケットを突くことで背後を取ることができるでしょう。グラウンダーのマイナスクロスを合わせる形を何度も作りたいです。
一方の右サイドは人選にもよりますが、RSHサカ&RSBベジェリンとRWGぺぺ&RSBセドリックが最適なコンビだと考えます。どちらがスタートから出場したとしても、大外のレーンとハーフレーンを意識した攻撃でバーンリーの4−4のブロックを崩すきっかけになります。RSBベジェリンは大外からのクロスに難がありながらも、インナーラップ時のランニングコース、立ち位置はセンスを感じるので、右サイドのインサイド攻略はもしかしたらRSBベジェリンに急先鋒を任せていいのかもしれません。
4−4−2はオーソドックスの守備陣形でゾーンで守るならば最もバランスの良いシステムです。なぜなら、1人あたり担当するゾーンが均等に分けられるからです。逆に裏を返せば、その配置時点が最もバランスが良いわけで、1つの綻びからカバーの連続で“ギャップ”が生じます。ゆえに、アーセナルのバーンリー攻略には「ゾーンの切れ目への連続的なアクション」になると考えます。
バーンリー注目ポイント
〇致命的な得点力不足
〇致命的な得点力不足
毎年恒例のことですが、例年以上の得点力不足に悩まされています。今季PLでは27試合19得点と1試合に1点も取れません。これはPLワースト2位の数字で深刻です。(ワースト1位はシェフィールドユナイテッドで16得点)
たいていのゴールはロングボールで陣地を回復し、前線がもらったファールでセットプレーを獲得し、その流れからゴールネットを揺らします。
決定力不足には機会の創出です。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式です。
セットプレーのチャンスを増やすことで得点チャンスも増えることになるはずです。
そのセットプレーをどのようにして獲得するのかが問題です。
CF陣の頑張り、LSHマクニールのドリブル突破等が考えますが、狙って再現するよりは偶発性の高いプレーが重なった時にしかセットプレーの機会がなさそうです。
バーンリーのプレーを一般化した時に、ロングボールの重要性が見えてきます。ショートパス等のテクニカルなプレーは不得意ではあるものの、ロングボールに関してのテクニックは備えています。テクニックというよりもパワー要素が強いのですが、、、CBやCMFから飛び出すロングフィード、SBから放たれるアーリークロスはアーセナルにとっては脅威です。少しでも可能性があれば、普通蹴らないタイミングでも蹴ってきます。
CFが流れながらアーセナルCBとSBの間を狙いながらロングフィードが送られることが想定できます。カウンターとして成立させるには、ワンサイド攻撃いわゆる“オーバーロード”を採用するのではないでしょうか。カウンターの最高峰アトレティコ・マドリーがかつて4-4-2で採用していました。
一般的には攻撃時にはピッチ全体を使いながら広げて展開することが多いですが、守備時には収縮が求められます。その拡大→収縮の際のタイミングでカウンターを食らってしまう可能性があります。ゆえに、ピッチ全体を広く使うのではなく、ワンサイドで攻撃を完結させてしまうという戦術のスタイルです。サイドを攻略しきれずとも、簡単にPA内にクロスを放り込み、CK獲得や50/50のボールを拾いシュートという展開が最悪な展開です。(下図)
特に、左サイドのマクニールのアーリー、深い位置からのクロス、テイラーとのコンビネーション。右サイドではブラウンヒルが予想されます。彼はCMFもこなすのでインサイド気味にポジションを取るかもしれません。彼のアーリークロス等のキックの質は高いです。
注目選手<アーセナル>
○#11 Martin Ødegarrd マーティン・オーデゴー
○#12Willian ウィリアン
○#11 Martin Ødegarrd マーティン・オーデゴー
“神童”と呼ばれ続けた逸材がノースロンドンに舞い降りてから早2ヶ月が過ぎ去ろうとしています。シルクのようなボールタッチや当たり前のプレーを当たり前にできるスキルの高さはやはりアーセナルの中でもピカイチでした。心配であった守備時のインテンシティに関してもこれまで及第点かそれ以上の働きを見せています。被ビルドアップ時には相手のボールの出口となりうる選手を常に監視しながら、また、背後に感じながら“カバーシャドー”でプレスをかけに行きます。オーデゴーのところでボール奪取とはなりませんが、これまでパスコースを限定したからこそ、ミドルサードでボールを回収できたり、相手にミスを誘発させてきました。
残るミッションは得点への直接的な関与です。vsバーンリーでは4−4のブロックが狭く、ボールを受けたとしても、瞬時な判断とそれを実行に移すスキルが必要になります。困難にも映るチャレンジですが“神童”オーデゴーならお手の物でしょう。問題は周囲との連携を含めた味方の動き出しの速さが求められます。その動き出しを要求できるかどうかもチーム内でのオーデゴーの立ち位置が分かるでしょう。EL Round of 32 vsベンフィカ(3−2)では劇的な勝利を収めました。その88分に生まれた決勝点が入った瞬間に、OMFオーデゴーは膝を折り、ガッツポーズで喜びを表現しました。あの情熱的でローン加入組とは思えないリアクションに心打たれたグーナーも多いのではないでしょうか。このゲームで得点に関与し、誰もが認めるアーセナルの一員になって欲しいです。
〇#12 Willian ウィリアン
今季新加入したウィリアンは非常に苦しいシーズンを送ってきました。同じ街のライバル・チェルシーからの移籍、高給、謎のアルテタ監督からの優遇。この三重苦からなかなかグーナーから受け入れられませんでした。デビュー戦vsフラム(3−0)で2アシストしたのがハードルを上げたのは事実です。しかしながら、前節vsレスター(3−1)で主役級の活躍をし、チームを逆転勝利に導きました。EL Round of32 vsベンフィカ(3−2)でもLSBティアニーの同点ゴールをアシストし、今乗っているかもしれません。これまで得点に関与せずとも、サッカーIQの高さから賢く、様々なタスクを担ってきました。また、途中交代で投入されることがほとんどだったため、ゲームの流れに入るまでに時間を要し、力を充分に発揮できなかったように思えます。器用だからこそ、試合ごとに様々なタスクを期待され、自分の本質を見失う“器用貧乏”に陥っていたのかもしれません。今節vsバーンリーでは複数人が連動しながら、ボールを動かしフィニッシュ持っていくことが要求されるため、狭いエリアでもボールを扱えるウィリアンがスタートから起用されるかもしれません。仮に、ベンチからの出場だとしても縦一辺倒になりがちな左サイドにインサイドの選択肢を与え、活性化する役割が与られるかもしれません。それに過密日程で今後EL Round of16 vsオリンピアコス、PLでのノースロンドンダービーが控えているので出場のチャンスは巡ってきそうです。
注目選手<バーンリー>
〇#1 Nick Pope ニック・ポープ
〇#27 Matej Vydra マテイ・ヴィドラ
〇#1 Nick Popeニック・ポープ
ニック・ポープは現在PLで最も勝ち点に貢献しているGKです。現代的な足元に優れているわけではない、古風なGKです。GKの本質でもあるゴールを守るというプレーに関してはPL最高クラスです。セービングの方向、ライン上でのシュートストップ、クロスボール等のハイボール処理どれをとってもハイレベルです。特に、素晴らしいのが至近距離からのシュートストップです。体を大きく見せる“Xブロック”は一見の価値があります。今季何度もMOTMに選出されており、彼の活躍なくしてバーンリーが勝ち点を獲得するのは困難でしょう。
どんな所以があるかわかりませんが、アーセナル相手になると中小クラブのGKはなぜか、大覚醒します。前節もその前の対戦でも彼の幾度とないビックセーブで勝ち点を削られました。今回はGKニック・ポープが大当たりしないように祈るばかりです。
〇#27 Matej Vydra マテイ・ヴィドラ
彼は今熱いチェコ代表のストライカーです。今季は17試合1ゴールと得点には関与できていませんが、エースのCFアシュリー・バーンズが負傷離脱している中、代役として前線を支えています。最も活躍し、名を轟かしたのは17−18シーズンのダービー・カウンティ時代です。EFLで40試合21ゴール4アシストと爆発しました。チェコ出身ながら、チェコの大きなチームである、スラビア・プラハ、スパルタ・プラハには所属経験はなく、メジャークラブはセリエAのポッツォファミリー保有のウディネーゼがスタートでした。同系列のワトフォードなどを渡り歩きましたが、やはり、ダービー時代を超える成績を残してはいません。しかしながら、チェコU15代表からフル代表まで継続して召集されていることから見ると、ポテンシャルそのものは大きいと言えるでしょう。身長は180cmながらも背負いながらのプレーも得意であり、PA内での反応の速さ、ワンタッチシュートには定評があります。今季2点目は今日にならないように封殺して欲しいです。
J・ロドリゲス、クリス・ウッド、マテイ・ヴィドラからどの2人がチョイスされるとも、非常に嫌らしいCFで、身体を張ったプレーが特徴です。アーセナルDF陣も相手を乗せないためにも、試合立ち上がりはガツンと気持ちを込めて試合に入って欲しいです。
202/03/06 21:30 Kick Off!!
今日も勝利して、上位勢にプレッシャーをかけて行きましょう。
それではこのへんで、、、
ばいころまる〜