#54「アーセナルvsリーズ<マッチプレビュー>PL第24節」
こんちゃ!どうもいったーです。
サッカー系の投稿は久しぶりになってしまいました。本当はこの投稿までに「中東1人旅<ドバイ編>」を完結させたかったのですが、間に合いませんでした…
別のメディアサイトでぼちぼち「大分トリニータ2021開幕前シーズン展望」がアップされると思うのでぜひそちらもご覧ください。「蹴球ジャパン」というメディアで書いているのですが、他の投稿ではアーセナル系のものも書いています。
それでは「アーセナルvsリーズ<マッチプレビュー>PL第24節」を書いていきたいと思います。
予想フォーメーション
ホームチーム:アーセナル
監督:ミケル・アルテタ
フォーメーション:4-2-3-1
アウェイチーム:リーズ・ユナイテッド
監督:マルセロ・ビエルサ
フォーメーション:4-3-3/4-1-4-1
対戦成績
アーセナルの25試合12勝5分8敗
リーズが長年チャンピオンシップに所属していたため、直近のPLは前回対戦の0-0しかありませんが、昨年FA杯で対戦があり、アーセナルの1-0の勝利でしたが、前半はリーズが圧倒していました。
前回対戦
2020/11/23 PL第8節 @エラン・ロード
アーセナルvsリーズ(0-0)
得点者なし
アーセナル前節振り返り
前節はvsアストン・ビラに0-1で敗戦を喫し、PL3試合勝ちなしと再び冬の時期が到来した感があります。3試合で1得点と攻撃陣が振るわない現状です。LWGオーバメヤンとLSBティアニーの欠場が響いているような気がします。LSBサカにスイッチしてからは構える守備ブロックを選択したアストン・ビラを何度か脅かすことは出来ていました。
グーナーであり冬加入のGKライアンは獅子奮迅の活躍で最小失点の1に抑え、セーブは7回を記録。新たな神として君臨しました。今節はGKレノ神が復帰するので神2人を揃えるのは心強いです。
アーセナル注目ポイント
〇アルテタの采配
リーズ・ユナイテッドのマルセロ・ビエルサ監督は智将として名を馳せる戦術家です。我がミケル・アルテタ監督も理論派の監督としてゲーム構築に共通点があるように思えます。
一方で、違いは試合の修正力です。
交代枠の活用や、ピッチ上の選手のみのシステム変更では実戦経験が”エル・ロコ”ビエルサ監督には及びません。現状、交代枠の1番手はオーバメヤン、ウィリアンらのベテラン勢が占めています。確かに、安定したパフォーマンスを発揮し、一定のクオリティを保証してくれるベテランの存在は指揮官からしたら、心強い存在です。しかしながら、アーセナルには優秀な若手が揃っており、LWGマルティネッリ、RWGネルソン、CFエンケティアらが控えています。彼らに共通するのは眩しいほどのエネルギッシュさと成功へのハングリーさです。安定的に活躍は難しいかもしれませんが、停滞している攻撃陣を奮起させるだけの爆発力はあるように思えます。
今節の次はミッドウィークに必勝が義務付けられたEL Round of 32 vsベンフィカがあり、ベテラン勢はそちらで起用する方が得策かと思います。今節は思い切った采配で、試合の流れに変化をもたらすような選手起用を期待したいです。
リーズ注目ポイント
〇ビエルサの采配
ビエルサ程、サッカーに理論を持ち込んだ指導者はいないでしょう。ビエルサはサッカーのあらゆる事象を細分化し、言語化したことで有名である。彼曰く、フォーメーションは世界に29通りしかなく、失点パターンも7つしかないと断言しています。また3バックと4バックを併用しながら相手FWの枚数によって使い分けるため、全選手にユーティリティ性を求めることもあります。練習もきめ細かく設定しており、選手にとって試合に再現させやすく、「点と点が線で結ばれた」感覚に陥るそうです。
PLに久しぶりに昇格し、初年度はトップ10と現在は健闘しており、今回の対戦相手のアーセナルよりも1つ上の順位に位置しています。最近は4-1-4-1がオーソドックスなシステムではありますが、3-3-3-1や3-4-3など選手交代を用いずにシステム変更を可能にしてきました。
今回は、主力であるCMF K・フィリップス、CBジョレンテ、WGポベダ、CBコッホ、CFロドリゴ、WGパブロ・ヘルナンデスが欠場であり選手のやりくりが大変ではありますが、腕の見せ所とも捉えられます。LSBアリオスキ、CMFダラス等中盤とDFラインを兼任できるような選手は幸いにも揃っており、エースストライカーCFバンフォードも絶好調と勝機はありそうです。
注目選手<アーセナル>
〇#11 Ødegarrd オーデゴー
〇#19 Nicolas Pepe ニコラ・ぺぺ
〇#11 Ødegarrd オーデゴー
ついに今節、神童と呼ばれ続けた才能がアーセナルでスタートから見れそうです。これまでは2試合に途中出場を果たしましたが、停滞した攻撃陣のあおりを受け、ゴールに直結するような働きを見せることは出来ませんでした。プレーの端々でセンスの良さを見せました。ボールを受ける体の向き、トラップの方向、飛び込むスペース等、アーセナルでフィットしそうなプレーを見せてくれました。2ライン間でボールを出し入れし、タイミングをはかりながらハーフスペースに飛ぶことを期待されます。
恐らく、OMFのポジションでスタートになることが想定されるのでOMFスミス=ロウの代役となりそうです。グーナーにとってアカデミー出身でロマンのあるお気に入り選手であるだけに、代役として求められるプレーレベルは高く設定されるでしょう。
冬からの半年ローンと言えど、アルテタ監督はOMFオーデゴーのことを高く評価しており、前線に創造性を加える貴重な戦力として期待しています。どんなトップ選手でもPLに即座に適応するのは難しいのが定説ですが、それを跳ね返すほどのクオリティを見せつけて欲しいです。
〇#19 Nicolas Pepe ニコラ・ぺぺ
本職であるRWGではなく、LWGとして最近は異彩を放ちます。オーバメヤンの欠場を忘れさせるほどの活躍です。実際にオーバメヤンは再びベンチに座るでしょう。左利きであるため右サイドからのカットインシュートを得意としますが、左サイドに位置される現在、vsウルブスでは右足で見事なシュートを決めました。vsセインツでは、開きながら左手で相手を抑えながら自らスペースを作り、左足でファーサイドに流し込みました。新たな得点パターンを開発した気配があります。
相変わらずの変態的なヌルヌルドリブル突破は健在であり、相手マーカーを混乱に陥らせます。複数人を相手にすることが出来るため、周囲のコンビネーションが噛み合えば、攻撃のチャンスに高確率で持っていくことができます。
課題であった守備での貢献も非常に高くなり、デユェルの勝率、インターセプション数、ボールリカバリー数ともに、指数関数的に伸びています。
また、前回対戦のvsリーズではLSBアリオスキの執拗なマークと挑発に乗ってしまい、頭突きという愚行を犯しました。サスペンション後は懲罰的な意味合いで中々起用されませんでしたが、練習での態度が改まり、アルテタ監督の重視する「チームへのコミットメント」を体現するようになり出場機会を得ることが出来ました。成長した姿を因縁のリーズ相手に見せれるか注目です。
注目選手<リーズ>
〇#9 Patrick Bamford パトリック・バンフォード
〇#15 Stuart Dallasスチュアート・ダラス
〇#9 Patrick Bamford パトリック・バンフォード
流浪のストライカーもついに安住の地を見つけました。チェルシー時代は地獄のレンタル生活を過ごしながら、多い時には1シーズン3クラブの時もありました。PL初挑戦となったミドルスブラでは、チームを残留に導くことは出来ませんでした。しかしながら、現在のリーズでは主砲として活躍し、22試合12得点5アシストと目を見張る活躍です。特にここ3試合で2得点3アシストと絶好調です。
ポストプレーを得意としますが、相手DFラインとの駆け引きにも長けています。クロスからのワンタッチシュートが最も得意であるため、CFバンフォードに注意しながらもWGハフィーニャやジャック・ハリソンの突破からのグラウンダークロスにも警戒する必要がありそうです。CBホールディングが競りながらセカンドボールを読みの鋭いCBダビ・ルイスが拾うような形が理想的ではありそうです。
〇#15 Stuart Dallasスチュアート・ダラス
北アイルランド代表にも名を連ねるPL屈指のユーティリティプレーヤーです。SB/CMF/DMF/OMF/SMFと様々なポジションに対応できるため、戦術家マルセロ・ビエルサ監督に重宝されています。なぜならば、CMFダラスは選手を交代せずとも、ピッチ上の選手の配置を変えるだけで、システム変更を可能にする存在だからです。2部のチャンピオンシップ時代からリーズを支える屋台骨であり続けます。
様々なポジションをこなすことが出来るため、クレバーな一面を見せますが、球際に強く運動量が豊富な選手です。自身がいるべきポジションから離れることなく、必要なタイミングで必要な場所に顔を出します。神出鬼没なランニングでゴール前にも現れ得点にも絡むためアーセナルは彼のマークをどうするかゾーンなのか特定の選手がマークに付くのか決めておく必要があると考えます。地味に存在感を発揮するタイプではありますが、現在のリーズには欠かせないない選手であることは間違いありません。注目です。
2021/02/14 25:30 Kick Off!!!
アーセナルにとっては2連敗を阻止し、リーズとの順位を入れ替えるチャンスです。
もちろん勝つしかねぇので!
それではこのへんで、、、
ばいころまる〜