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障害って何だろう?


私は今
外出時、杖をついて歩いている。
父が生前使っていた形見の杖だ。

1年以上前になるが
母の介護・看病等で腰痛を発症した。

もちろん整形外科にも行った。
椎間板ヘルニアと診断され
薬を処方してもらったが
根本的治療ではないので治らない。

整骨院にはずっと通っている。
施術してもらって
初期のひどい状況からは脱したが
神経から来るしびれはなかなか治らない。

* * *

この1年で初めて出逢った人は
私の杖歩行の姿しか見ていない。

私自身は杖で歩く前と後では
何も変わっていない。
歩くとき、ちょっと不便なだけだ。

けれど、杖歩行をする私は
他人にはどう映るのだろう。

障がい者?だろうか。

でも障がい者手帳を交付されるほどの
障がいではない。

こんなに長引くとは思っていなかったが
まだ治ると思っている。


* * *


まわりの人の態度で変わったのは
電車で席を譲ってもらえる率が
高くなったことだろうか。

(優先席があいているときは座るが
混んでいるときもある)

気づかない(ふり?)人もいるが
優しさがありがたくて身に染みる。
そして
見ず知らずの私に
優しくしてくれた人たちに
「幸あれ」と
今も心の中で祈っている。

でも先日
朝のラッシュ時に
電車が止まって
他の電車に乗り換えたときは、
だれも私のことなど気づかず
もみくちゃになった。

だれかに親切にするとき
人は余裕が必要だ。
ラッシュ時は、誰も余裕がない。


* * *

ちょっと体が不自由になってみて
当事者の気持ちが
少しわかった気がする。

「かわいそう」とは思われたくない。
ただ、困っていたら助けてほしいとは思う。

それは、逆の立場でもそうで
私が誰か困っている人を見たら
助けたいと思う。

お互い様だ。

人は経験したことがないことは
想像しにくい。

けれど、人間には
「想像力」が必要だ。

そうでなければ
相手を思いやることができない。

こんなことを言ったら気を悪くするかな、とか
これをしたら、喜んでくれるかな、とか
相手のことを考える。




やっぱり私は
人を喜ばせて役に立ちたいから
想像力を良い方に働かせて
自分も周りの人も幸せになったらいいなと思う🍀

(*^_^*)




~障害は社会が作り出すものです~

「障害の社会モデル」とは、「障害者が直面する困り事は社会や環境に起因するもの」という考え方を指します。
その逆が、「障害の個人モデル(医学モデルともいう)」で、「障害者が直面する困り事は個人の心身機能が原因である」と捉える考え方です。


** *  *   *    *     *      *


七海恋さんのnoteに感動しました。




🌈Special Thanks to 春田みつきさん
(表紙イラスト・クリエイター)


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