笑う空の下
反抗心なんてものが昔からなくてですね、
高校時代、美術室の雑巾をばらまいたのも、部屋の中で花火したのも、別に反抗心ではなく、ただの好奇心とか、世間への冒涜だったりするんですね。とかく面倒なんです、反抗なんたるものは。にこやかに生きれば面倒事は無くなるんじゃないか?
今日もおにぎりを食べる人に話しかけます。「おにぎりですかー?」と聞くと「うちの奥さんが作った玄米のおにぎりでさ、3年漬けたたくあんと自家製の梅の塩むすび!コロナに負けないからね!」と。
なんだか、元気になりますね。
そういえばね、彼氏、私に似てるような気がします。好奇心?とか。しかしながら根幹にある物が、純粋だな、と感じますね。
彼氏が言いました。
「尾崎豊が好きなんだ」「この支配からの卒業」「なんてね」「これが僕にとっての美なんだ」
尾崎豊、素直に美しいなとおもった。
戦慄するほどの反抗心。男性的です。私にはニヒニズムを感じるこのフレーズが残りました。
☆☆☆☆
齢21にして、何かを悟った。とかく白い目で見た、難しい言葉で飾られた愛、苦しさを盾にして嘆く人達、
そんな人ばかり。
裏切られたり、まどろんだり。
そうね、私は彼の綺麗な感性に惹かれたんです。
話が逸れてしまったな、うむ。