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創作

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短歌と小説
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#創作

絵海

午前3時42分。眠れずにスタンドライトを付けて久々にスケッチブックと画材を取りだした。真新しいページを開く。
眠れない夜は絵を描いている。パレットに絵の具を絞り、水に浸した筆先に絡め、スケッチブックに筆を滑らせる。
出来損ないの彗星、左足の肉球に暗号を秘めた黄色の猫、七色の紫陽花…。
奇妙な色使いで奇妙な絵を描くわたしを、周りはみな気味悪がった。色盲を疑われ病院に連れていかれたこともあるが色の識別

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暴力的な

この電車が海に突っ込んでいったらいいのに。
窓の外を見ながらふとそう思った。夕方の、水色がかった雲をぼんやり眺めていたからだろうか。
頭ごと突っ込んで私を含めた乗客全員、水死すればいい。理由なんていらない。制服姿の女子高生も、うつらうつらしているサラリーマンも、みんなまとめて死ねばいい。私も同じように死ねばいい。そんな暴力的で誰ひとり幸せにならない考えを持ったまま電車に揺られている。
手元のスマホ

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春はあけぼの、入水自殺。

高校生の頃、クラスメイトの何人かでプール掃除をしたことがあった。プール掃除は人気が高いので、抽選で選ばれた3クラスが3日かけて掃除をするルールになっている。私たちのクラスは最終日だったためプール内に泥や藻はほとんどなく、わざと体操服を着ずに、白い半袖シャツと膝上まで折ったチェックのプリーツスカートを履いたまま掃除をしていた。青春っぽくない?と言いながら。
濡れるのもいとわずにホースで水をかけあって

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