なぁんでもない一日
今日は実家にお米を分けてもらいに行ってきた。
手ぶらで行くのもなんだったので近所の和菓子屋に行ってみると大行列だった。
普段は人が並ぶことなんてないので何でだろうと思ってちょっと調べてみると開店十五周年記念で来店者にお赤飯の無料プレゼントをしているようだった。
私は行列に並ぶのが何より苦手なのでその場をそっと立ち去った。
ううん、どうしようかなと考えて近くのケーキ屋さんでシュークリームを買った。
それから実家に。
まずは仏壇にシュークリームをお供えして線香をあげた。
居間に行くと兄がいた。
おかえりと言ってくれたのが少し嬉しくておもわずただいまと答える。
それから母にこれ食べてとお土産を渡すとまあありがとうねと素直にお礼を言われた。
父はテレビでプロ野球中継をチャンネルを変えながら三試合同時に見ていて集中していた。
いつも通りの風景に気持ちが和んでいると母がこれ味見してと言ってちりめん山椒を冷蔵庫から取り出してきた。
先日私がお裾分けしたちりめん山椒が殊の外家族に好評だったらしく自分も直売所で山椒を買って作ってみたとのことだった。
どれどれと味見をしてみると山椒の刺激がかなり強めのパンチの効いた味だった。
聞けば下拵えの煮る時間をサッと三十秒くらいしかとらなかったらしくフレッシュな山椒の風味がダイレクトに伝わってきた。
これはなかなかシビビと辛いねぇと感想を言うとあら、ウチだとこれが好評なのよと涼しい顔をしていた。
こういった嗜好品のレシピはインターネットに無限に作り方が書いてあるのでどれを参考にするかで仕上がりが大きく違ってくる。
私が作ったちりめん山椒はアク抜きまでじっくり時間をかけたので痺れ感はだいぶマイルドな仕上がりになっている。
まあ美味しく頂けたら問題ないので余計な講釈は挟まないようにした。
それからコーヒーを入れてもらって地元の銘菓の外郎を食べながらあれこれと日ごろの近況報告をした。
最近母はそうでもないが父がずいぶんお爺ちゃんになってきたなぁと感じるのでマメに顔を出すようにしている。
両親がこの歳まで大病を患うことなく概ね元気なのはとてもありがたい事だなと最近しみじみと思う。
小一時間ほど滞在してからまた来るねと言って帰宅した。
まだまだ親孝行が全然できていない不肖の息子でどうもすいません。
そんな事を思いながら昨日の晩御飯の話を少しだけ。
昨日は道の駅で野菜を大量にゲットした。
中でも今や貴重品の趣さえあるキャベツを一玉激安で買えたのでホクホクだった。
ハンドボール大の小ぶりものだったので半分ほど千切りにした。
そこにちくわの輪切りを加えて塩昆布で味付け。
これでキャベツのちくわサラダの出来上がり。
メインは鶏のささ身肉。
片栗粉をまぶして沸かしたお湯に投入。
芯までしっかり火を通す。
茹で終わったらザルに揚げて粗熱を取る。
その間にキュウリ、ミョウガ、ネギ、トマトをみじん切りにする。
ささ身を一口サイズに千切ったらお皿に並べる。
その上に刻んだ野菜をドサリと乗せる。
タレは醤油、酢、ごま油、食べるラー油を混ぜたもの。
このタレを上からかけたら薬味どっさり茹でささ身の出来上がり。
ぬか漬けは大根。
汁物はキャベツのみそ汁。
よし、これで晩御飯は出来た。
妻を呼んでいただきます。
昨日は休肝日。
まずはぬか漬け評議会から、大根の皮を剥いて漬けたので味が良くこなれていてまずまずの出来。
評価は70点といったところ。
ポリリと齧り終えたら次はサラダを食べる。
久しぶりのキャベツのモショモショした食感が嬉しい。
ちくわの練り物独特の旨味がよく合う。
塩昆布のみの味付けも潔くて良かった。
みそ汁を飲んで一息入れてメインの鶏ささみに。
薬味ごとグワッと掴んでモシャッと口に運ぶ。
爽やかなキュウリの青みとみょうがの風味がダイレクトに広がる。
そこにしっとりしたささ身の味が加わって何とも夏向きな味。
ささ身に片栗粉をまぶしているのでトゥルントゥルンでパサパサ感は無く食べやすい一品。
食べるラー油のニンニク風味が味のいいアクセントになっており食が進んだ。
妻もこの名もなき料理を気に入ってモグモグと食べていた。
週末なのでゆっくりと食事を楽しんでごちそうさま。
片づけをチャッチャとして早めに就寝。
さぁて、これを書き上げたら筋トレタイム。
まずはスクワットから。
ダイエットの近況報告はいずれそのうちまたおいおいで。
よっしゃあ、やるぞぉ。