冬の入り口に我思う
今日は二十四節季で季節の変わり目を表す立冬である。
心地よかった秋の空気がだんだんと冬の寒さに代わっていく時期のあたりのことを指す。
実際今朝の気温は午前三時過ぎで八度と一桁で部屋がひんやりしていた。
そこで小型のファンヒーターを押し入れから引っ張り出してきた。
こいつは五千円くらいの安物だったがなかなかの高性能で足元を温めるのには十分である。
それにしても今年は秋が短かったような気がする。
11月になっても最高気温が二十五度を超える日もあって夏の名残を感じることが多かった。
それがストンと昨日あたりからすっかり気温が下がってきた。
日が昇ってからゴミ捨てに行ってきたが空気感が晩秋のそれだった。
立冬と言っても特に何かをするわけでもない。
食べ物も昔からカボチャを食べる地域もあればサンマやリンゴ、サツマイモ、ゴボウ、銀杏とこの時期に旬を迎えるものを口にするといいという言い伝えがあるくらいである。
そういえば今年はまだサンマを口にしていない。
一時期安くなるかと思われたサンマだったがこちらでは高級魚で一尾250円からなかなか値段が下がらない。
例年なら庭で七輪でサンマを焼くのが恒例行事なのだが、今年は庭が荒れ放題なので草刈りから始めなくてはならないのでハードルが高い。
最近腰痛がちょっとひどいので中腰での作業が辛いので庭仕事も満足にできずにやきもきしている。
なので腰に負担が少ない料理を簡単に作ろうと思っている。
銀杏を茶封筒に入れて塩を振り入れて電子レンジでチン。
パンパンとはじける銀杏の音がしなくなったら完成。
はじけた銀杏はクニクニと柔らかくほんのりと独特の香りがしてこれを食べながら飲むお酒は秋…を感じさせるのには十分である。
後は秋っぽいデザートを用意して移り変わっていく季節を楽しみたい。
それにしてもあっという間に今年も残り二か月足らずだと思うと時間の流れの速さについていくのに必死である。
今年は夏が長かったので街中でもたまに半そでのおじさんとかをみたりすると季節感が狂ってしまう。
今日あたりから本格に冷えてくると思うと季節は確実に移り変わってきているんだなぁと思う。
残り少ない秋の日々を大切に過ごして満喫したい。
さて、そんな過ぎ行く季節の中で作った晩御飯がこちら。
メインはシンプルに焼うどん。
豚肉を一口サイズに切っておく。
玉ねぎを細切り、キャベツをざく切り、人参を薄切り。
下ごしらえが済んだら副菜を作る。
木綿豆腐を八等分にしてレンジでチン。
ほかほかに温まった豆腐に韓国のりを散らしてネギも散らす。
ごま油を一たらしして塩を振って出来上がり。
もう一品はカニカマときゅうりのサラダ。
では焼うどんを作っていく。
フライパンに油を敷いて火をつける。
肉と野菜を入れて炒めていく。
火が通ったら塩コショウとうま味調味料を少々。
そこにレンジで温めた麺を入れて酒を入れてほぐす。
味付けはお好みソースとウスターソースと隠し味にカレー粉をちょっとだけ。
仕上げに鰹節を振ったら簡単焼うどんの完成。
ようし、出来たと妻を呼ぶ。
頂きますをして食べ始める。
まずはカニカマサラダから、ほぐしたカニカマと細切りのキュウリをあわせてかんたん酢とマヨネーズをかけた一品。
シンプルながらもこういったサラダが安心感があってなかなかいい。
次は豆腐を食べる。
ホカホカの豆腐に韓国のりの香ばしさが嬉しい。
ごま油と塩という味付けも成功だったと思う。
ではメインの焼うどんを食べる。
踊る鰹節と一緒にめんをすする。
ソースを二種類使っているので味に深みがある。
隠し味のカレー粉が全体の味を引き締めておりわずかに感じるピリッとした辛みが良かった。
全体にシンプルで手間のかからない料理ばかりだったが普段着の料理はこのくらいがちょうどいいなと思った。
健康診断が控えているので最近は意識して休肝日を増やしている。
果たして良好な数値が出るのかどうか。
体重がなかなか落ちないので苦戦中である。
主治医の先生に怒られない程度には体を絞りたいのだがなかなかねぇ…。
空気を吸っても太るこの体質が憎い。
あ、でもほ~んのちょっと体重は減っているんですよ。
でも目標体重がガンダーラくらい遠いのが目下の悩み。
はぁ、食欲の秋が憎いわぁ。
何食べてもおいしいんですもの。
さて今晩はアレをこうしてこれをこうして…。