ポコポコ生える春の恵み。
いよいよ今日から四月。
昨日の夜にレトロゲームをプレイしていたら止め時が無くて徹夜してしまった。
昔のゲームはセーブポイントが決まったところにしかなくて長めのダンジョンに入ったら攻略に一時間以上かかるのもざらである。
今熱心に遊んでいるのはファイナルファンタジー6で懐かしのスーパーファミコンである。
去年の暮れにフリマサイトで本体を買ったが経年劣化で黄ばんでいる。
そしてソフトも接触が悪いのかなかなか起動しない。
フゥフゥと吹いてほこりを飛ばして差してみるのは昭和の子どもあるあるだろう。
実はそんな事をしても全くの無意味でむしろ唾が飛んで悪影響しかない。
こういう時の対処法を調べてみたことがあるが、研磨剤で端子部分を磨くことで認識率が上がる。
綿棒に研磨剤を付けてごしごしとすると黒い汚れがごっそり取れる。
よく乾かしてからソフトを本体にセットして電源を付けるとあら不思議無事に立ち上がるのである。
このテクニックはファミコンやニンテンドウ64のようなカセットタイプのゲーム機全般に有効である。
ご自宅で古いゲーム機で遊びたい場合にはぜひ試していただきたい。
そんな小技を披露しつつ今朝はトイレットペーパーを買いに二十四時間営業のスーパーに足を運んだ。
時計を見ると朝の四時だった。
まだ町は完全に眠っており駐車場に車はほとんどいない。
こんな時間だもんなと思ってお店に入ろうとすると入口に数人の若者が座り込んでタバコを吸っていた。
すぐそばに彼らが乗ってきたであろうバイクが止まっていったが見事なヤンキー使用だった。
大声でゲラゲラ笑う彼らの視界に入らないようにしつつ気配を消して入店。
ちょうど品出しのタイミングと重なったので従業員さんが忙しそうに動き回っていた。
この時間帯はお客さんもほとんどいないのでゆったりと買い物することが出来る。
野菜を少し買って、それからトイレットペーパー売り場に行った。
一番安いものでも五百円くらいしたので、うへぇ高くなったなと最近の物価の高騰をダイレクトに感じたが生活必需品なのでかごに入れた。
それからガラガラのセルフレジで精算してお店を出た。
さっきまでたむろしていた若者たちはいなくなっておりそこにはお酒の空き缶やタバコの吸い殻が散乱していた。
ううん、これはよろしくないなぁとちょっと嫌な気持ちになった。
このスーパーはやんちゃな子のたまり場になっているので早朝に行くとこんな場面によく遭遇する。
ごみ位自分で持ちかえりなさいとビシッと言ってやりたいがヘタレなので実際には何も言えない自分が情けなくなる。
毅然とした大人の態度が取れる人でありたいと強く思った。
そんな事を考えながら昨日の晩御飯を振り返ってみる。
昨日は実家で母がたけのこご飯と若竹煮を作っていたのでおすそ
分けをいただいた。
なのでご飯のおかずになりそうなメインを一品だけ作ることにした。
豚こま切れ肉が冷凍庫にあったのでこれを炒める事にした。
豚肉をほぐして一口サイズに切り分けて小麦粉をまぶしておく。
キャベツをざく切り。
フライパンに油を敷いて火を点ける。
温まったらそこに豚肉を入れる。
全体に熱が回るまでしっかり炒める。
そこにキャベツを加えてさらにジャッジャッ。
味付けはショウガと醤油、砂糖、日本酒。
汁けがなくなるまで炒めたら豚肉とキャベツの生姜焼きの出来上がり。
汁物は簡単にワカメのお吸い物。
ようし出来たと妻を呼ぶ。
昨日のお酒はビール。
プッシッとプルタブを起こしてグラスにトクトクトックと注ぐ。
それから二人で乾杯。
キューッと飲み干すと全身がヨロコンデいるのが分かる。
ではまずは若竹煮からいただく。
キシュッというたけのこ特有の歯ごたえでダシをよく含んでいて美味しい。
ワカメもトロッとしていていい仕事をしている。
妻もたけのこが好きなのでこれ好きと言いながらパクパク。
次は生姜焼きを食べる。
これは間違いのない味でお酒が進む。
お肉に小麦粉をはたいているので味が良く絡む。
ショウガのさっぱりした風味で食欲が増す。
いやぁお酒にあって困るなぁと言いながら二本目のビールをピスッ。
合い間にお吸い物を挟んでいよいよたけのこご飯を食べる。
庭に植えている山椒の木から若芽を摘んできてパチンと手で叩いて香りを引き出す。
山椒の何とも言えない胸のすく香りがしてたけのこご飯と一緒に食べると口の中が春になった。
妻はああ、いい香りと言いながら山椒の匂いを嗅いでいた。
二人で美味しいねぇとうっとりしながらモリモリと食べた。
あっと言う間に完食してご馳走様。
いやぁ今年の初たけのこを満喫したなぁと大満足だった。
たけのこはこれからの時期に叔父の家の裏山でいくらでも採れるので今度遊びに行ってみようかと思う。
自然の恵みを楽しめるのは贅沢だなぁ。
春の食材を食べつくすぞー。
食欲モリモリです。
さぁて今日は何を食べようかな。
まずは冷蔵庫と相談だ。