「三叉路」(歌詞)
とろりとした夜
目を閉じると深い緑
深い緑 沈む
沈む 意識の底
赤い薔薇の花束
誰かの忘れ物
踏みつけられて
死に向かう
生き物の匂い
そんな面影
あの頃のあの場所は
今はもうない
あの頃の僕ももう
いるはずがなくて
とろりとした夜
目を閉じると熱い吐息
熱い吐息 とける
とける 身体の奥
夕暮れコウモリたちが
起こす風 色づく
雲が流れて
消えてゆく
薄く伸びる影
そんな面影
あの頃のあの人は
今はもういない
あの頃の僕ももう
いるはずもなくて
頭と身体の離れてゆく
あの三叉路は
頭と身体の離れてゆく
あの三叉路を
頭と身体の離れてゆく
あの三叉路へ