天然痘流行、その時❗️❗️聖武天皇はどうしたのか?
インフォグラフィックスを作ってみた
僕は普段、文化財保護や活用に関わる仕事をしていて、専門は歴史学です。
一方で、休日はグラフィックレコーディングをやっており、デザインも少しながらかじっています。
今回、テイスティングを変えて、歴史✖️グラフィックということで、「聖武天皇」について触れたいと思います。
なぜ、聖武天皇だったのか?
昨今の感染症に対して、過去の感染症対策はどのようにしていたのだろうかと気になる方も多いのかなと思い、天然痘の流行った時期に天皇をしていた聖武天皇について触れていきたいなと思ったからです。
聖武天皇といえば、奈良の大仏が有名かなと思いますが、なぜ、奈良の大仏が建てられたのか知っていますか?
諸説ありますが、一説には天然痘の対策だと言われています。
病気の流行により、社会が不安定になっているものを聖武天皇は「仏教」の力でなんとかしようと考えていたみたいです。
現代社会での応用
実際のところ、病気の根絶には「医学」が必要なことは言うまでもありませんが、これだけ医療技術が進歩した昨今でも、感染症を抑えることはできていません。
感染症対策には「医学」だけでなく、心理学や経済などの様々な観点から考えていかなければいけない中で、日本における「仏教」とは、当時としては最先端的な考え方だったため、大仏の建立などの「仏教」に注力していたのかもしれません。
一般的には「大仏なんか作ったって、意味ないじゃん」と思われるかもしれませんが、感染症が拡大する現代社会をみていると、今までの考え方ではない、新しい考え方の取り入れが必要だと、聖武天皇は我々に教えているのかもしれません。