Ⅰ 低学年で覚えて欲しい生活スキル 11 クラス文房具の使い方や学校備品の 使い方 その1
この項目には、2つの補助項目があります。まず、それを紹介し【解説】します。
1️⃣ 「クラスの文房具」について、使い方のルールや片付け方を
知る 【解説】
「クラスの文房具」として常備されているものには、次のようなものがあります。
① 黒板 黒板消し チョーク
② セロテープ ホッチキス マジック パンチ 鉛筆削り
③ 忘れ物貸し出し用 絵の具 墨 筆 なわとび エンピツ
ノート 教科書 消しゴム 下敷き
のり 色エンピツ クレヨン 赤白帽
④ その他 バンドエイド ティッシュ
①は「先生しか使えない」ルールになっています。子どもは、触れません。しかし、黒板係(日直の場合もある)というのがあります。それに当たった子どもは、黒板を授業が終わるたびにきれいに消し、黒板消しを廊下のクリーナーで掃除しなければなりません。
黒板は、横に拭く回数と縦に拭く回数を同じにするときれいになります。黒板消しは、黒板消し用のクリーナーというのが各階に1台あって(各クラス1台の学校もある)そこできれいにします。やり方は簡単ですが、これも知らないとできません。特に、スイッチの位置が分かりにくいところにあります。チョークはなくなったたら、先生の戸棚から補充します。
②は、クラスの作業のときに貸し出されるものです。私用には使えません。もちろん、先生に頼んで許可が得られれば使うことができます。使ったものは、原則元あったあ場所に戻します。
セロテープの切り方や、手動式鉛筆削り、ホッチキス、パンチの使い方の知らない子が増えています。
③は、忘れたときに先生に「忘れました」と言い「次から忘れないように」と叱れてから貸してもらえるものです。
④は、文房具ではありませんが、クラスにおいてあります。ティッシュが高いのでトイレットペイパーの場合もあります。これらも、先生に「なぜ必要か」理由を言わないともらえません。
2️⃣ 「学校の備品(DVD、エアコンなど)」は、先生の許可をも
らってから操作する 【解説】
学校備品と言われるものには、次のものがあります。
① 机 イス 給食机 教卓 先生の机とイス
② ほうき モップ バケツ ちりとり 雑巾
③ 学級文庫
④ モニター 電子黒板 パソコン DVDデッキ
⑤ エアコン 扇風機 カーテン (最近は空気清浄機も)
問題になるのは、④と⑤です。 これらは、実は各学年でルールが違います。だから、それぞれの時期で、先生の指導は変わってきます。
・低学年は、説明されて覚える時期
➪絶対に操作してはいけない
・中学年は、操作の定着時期
➪先生に許可をもらってから、操作してもいい
・高学年は、自立の時期
➪気を使って、先生が指示を出す前に操作する
しかし、凸凹タイプの子どもは
・低学年なのに「僕が、つけてあげる」などと言って触りたがりま
す。止めても、素早くやってしまう子がいます。
・中学年では「もう、できるから」と許可なしに操作する子どもが
出てきます。そのルール違反した子に「ありがとう」などと言う間
違った先生がいたりします。
・高学年になったのに気がが回らず、先生に言われるまで操作しない
子どもがいます。
なんと、低中学年では勝手に触って叱られ、高学年では自ら操作しないと叱られるのです。分かりにくい、ルールになっています。
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