「1997年の学童保育の生活」を詳しく書きます。読み通すことで「理想の学童保育」を考えましょう!
当時発行していた《おはなしきいて》という文集を元に、1997年(平成9年)の学童保育を(当時は留守家庭児童会)再現していきます。
そこに出てくる名前は、全て仮名です。内容も、加筆したりまとめ直したり変更したところもあります。つまり、事実のそのもの再現ではまく、限りなく事実に近い架空のお話です。
まず、1997年度の学童保育の、基本的なことを書いておきます。
名称 《あそぼうクラブ》
定員 50名 うち4年生5人。1年から3年生まで45人。
指導員 やまとと西北
アルバイト 香川と奈良 計4人
部屋 学校の教室を1階2部屋(教室の半分は畳)
簡易台所付き トイレは学校のトイレ
班体制 班長1人、班員6人の7班体制(1班だけ班員8人)
時間割 9時から1時 指導員の準備 話し合い
1時 1年生から順次受け入れ
宿題(時間は取るが教えない 確認はする)
終わった子どもから自由遊び
3時 各班でおやつ(毎週水曜は子どもの手づくり)
班ごとに終了して休憩(外には出ない)
3時半 好きなもの遊び
➪子どもからリクエストを取り決める
➪全員が分かれてどれかで遊ぶ
(必要なところに、先生が一人つく)
5時 各班に分かれて掃除
5時20分 終わりの会
5時半 自由(宿題が残っている子は宿題をする)
6時 終了
最大の方針 「子どもたちが、遊びながら楽しく育っていく」
「親の仕事保障のために、3年生まで一人たりとも『学童 が楽しくない』を理由に辞めささない」
では、次回から早速、育て直し日記《学童保育編》の開始です。内容は、次の4つがあります。
《日付》・・・日誌です。
『題名』・・・子どもや先生のエピソード
絵 ・・・子どもの書いたカット(顔と遊び)
注)先生や子どものセリフは、方言になってます
【解説】・・・日誌の太字の説明 指導員としての考えや計画
細部まで通読していただいて、学童保育の本質を理解していただいたら幸いです。それを元に、皆さんで今後の《理想の学童保育》を作り出してください。