採用の分かれ目
1348文字 カタい話
会社の採用試験や面接というのは、誰しもが緊張する場面でしょう。
今日は、採用する側の立場として少し書いてみようと思います。
中小企業でいえば、だいたいは面接試験のみというところが多いのではないでしょうか?それに加えて簡単な実技試験や小論文といった会社もあるかもしれません。
まず、採用する側(面接官)の担当者は、人事採用担当者・募集部署の所属長・代表取締役等の役員が多いのではないかと思います。だいたい2~3名くらいとなるんじゃないかなあと思います。
で、求職者側としては、面接において何を見られるのか?というのが1番気になるところだと思います。
※私見であり一例なので、全てが正解ではないので鵜呑みにはしないでください。
1.基本的な性格・性質
2.仕事への意欲、モチベーション
3.基本的な能力(スキル)
4.社会適応性
5.健康面(持病等)
6.誠実さ(公私共)
7.早期離職の可能性
8.自己成長の可能性
9.配属先社員等との相性
10.基本的なモラル
大体はこんなところかなと思います。そういったことを踏まえて、面接では様々な質問をしているんですね。
例えば、一般的なよくある質問で、
・志望動機は?
という質問には1,2,8のことが知りたくて聞いているし、
・自己紹介をしてください
では、1,4 あとは緊張度合い、話す力などを見ています。
・前職の退職理由について(転職者)
では、4,5,7,9などを探っています。
あと10.なんかはけっこう面接前の行動で何気なく見ていると思います。例えば、洋服の着こなしとか、クツのそろえ方、面接以外の態度、口調とか。
特に経営者(社長)が面接官としていれば、実際にお金(給与)を払う側なので、「この人を雇ったら、将来的に会社にとってどんな利益になるだろうか?」「この人を私たちの船に乗せて大丈夫だろうか?」といった視点も加わるんじゃないかと思います。
そして、企業ごとに「求めている人物像」が違っているわけで、こういう性格の人がいいとか、こんなスキルがあるといい、マジメがいい、おもしろいヤツがいい、といったように、企業ごとの風土や文化に合った人たちが採用されていくんですね。
なので、簡単には性格なんて変えられないし、スキルも身につくわけでもないので、会社との相性については、事前にわかればいいけど、どうにもならないことが多い。ので、さほど気にする必要がない。逆に自分が「この会社、なんか合わないな」と思うことも当然あるでしょう。
ただ、これだけは言えるのは、絶対採用しない人というのがいます。
・イチから学ぶ気が感じられない人
・成長性を全く感じられない人
ってのは、どこの会社にも絶対、採用されないはずです。
今の時代、会社も成長し続けなければ先はない、というのはどこの会社も同じですし、そのためには社員の方々の成長が絶対に欠かせないわけです。
社員が「学ぶ意欲がなく、成長性がない」となると会社にとってマイナスしかないので採用されるわけがありません。
というわけで、会社に就職・転職される際に重要なのは、「謙虚に学ぶ姿勢」が伝わると、とてもいいんじゃないかなと思います。
偉そうに言ってるけど、コネ入社(裏口入学)でだいたい乗り切ってきた私から共有いたします。