一目惚れしてよかったフィルムカメラ。
コンパクトのフィルムカメラ『RICOH XF-30 SUPER DATE』を購入した。真っ黒な、ちょっとコロンとしたボディがおもちゃのようでかわいいなあ、と思う。
職場からそう遠くないカメラ屋で手に入れたのだけれど、その時の店員さんの一言が、わたしにとってはまあ良かった。
「そんなに頭を使わなくても、大丈夫なカメラですよ」
そう、なにより気に入ったのが、かなり直感で使えるところなのだ。
レンズの上に、フォーカスを調整するレバーが付いている。正面左から、「チューリップ」「人」「山」のイラストが小さく書いてあって、それぞれに合わせることで大体のピントに合わせることができる。
ISO感度(フィルムがどれくらいまで弱い光を記録してくれるか)の設定もカンタン。レンズの横に「100」「200」「400」「1000」とメモリの記載があって、購入したフィルムのISO感度の数字にメモリを合わせればいいだけ。
フラッシュも付いている。シャッターを押すとき撮影場所が薄暗いと、光の具合を感知して自動的にパカッとフラッシュ部分が出てきてくれる。10秒くらいのタイマーも、指定のボタンをポチッと押すだけで機能する。
電源と、レンズカバーが連動しているので、うっかりレンズキャップをつけっぱなしのまま撮影してしまった! というミスも起きない。
『RICOH XF-30 SUPER DATE』は、偶然目にして、ほとんど一目惚れに近い形でお迎えした。モノについては、こういう手に入れ方がほんとうに多いなあ、と思う。「第1印象から決めていました!」と、時間もかけずに手に入れたくなる(「ポメラ」DM200も、ハーフサイズのフィルムカメラ「Canon Demi」もそんな感じ)。
今日、初めて撮影したものを現像してきた。今までは、撮影するとしても風景がほとんどだった。けど、今回思いっきり「人」を撮影することもできたこともあって、かなり満足している。つづけていきたい!
これから会える人たちのことを考えると、撮影できる機会があるんだと思えて、勝手にうれしくなっている。