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半熟日和

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“未熟で、ままならない日々を書く”。毎日書いている400字以上のnoteをまとめています。現在は土日祝日を除く週日更新です。800本を機に「毎日note」から「半熟日和」にマガジ…
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2024年8月の記事一覧

ストリートビューで幼少期のちっさい思い出を探る

2024年8月30日(金) 雨時々曇り 小学2年生の時、転校した。転校先の小学校で、同級生たちが「クノ階段」と呼ぶ階段があった。「明日、クノ階段で待ち合わせしよう」「クノ階段、通れば近道だよ」。みんな、当たり前のように言う。実際わたしもクノ階段の場所を教えてもらって、友だちが多く暮らす団地エリアへ向かうためによく通った。 利用しながらも、わたしは「クノ階段」が「クノ階段」と呼ばれるゆえんがわからないでいた。あまり深く考えず、「クノ階段」とみんなが口にするたびに、脳内で「九

浴室乾燥で自由研究みたいに試行錯誤する

2024年8月29日(木) 晴れのち曇りのち雨 浴室乾燥にかけた洗濯物がすべて乾いていた。帰宅してまもなく、一人静かによろこぶ。 今朝、彼が力強く「今日の夕方からは……雨ですよ!」と宣言した。帰る頃に雨が降る可能性が高いとなると、外に洗濯物を干すのは心許ない。しぶしぶ浴室乾燥をすることにした。 これまで、3回ほど使ったことがあったけれど、すべてきっちり乾いたことがなかった。だからなるべく避けようとしたけれど、しかたない。 最後に使ったときは、風が当たる上のほうは乾いて

一週間に一冊

2024年8月28日(水) 曇りのち晴れ 実家にある積読が50冊を超えてから、数えるのを止めた。いまは、壁一面漫画の自室の中に混じる、小説やビジネス書が何冊潜んでいるのか、よくわからない。さすがに引っ越すとき、本棚を丸ごと移動させるのはむずかしかった。 家を出て、3カ月が経過した。その間に読んだ本(漫画以外)は、紙と電子を合わせて14冊。積読は12冊。読みかけは3冊。 だいたい1週間に1冊は読めている計算になる。住居環境が変わったことで、自然と「本が読みたい」と思ったと

あやまることじゃない

2024年8月27日(火) 曇りのち雨のち晴れ 在宅での仕事だったので、いつもよりゆとりをもって家事をできた。ふっと部屋が薄暗くなったとおもったら雨が降ってきた。 天気予報をまったく気にせず洗濯機を回していたことにハッとした。「ああ~! しまった!」と思わず声が出てしまう。「雨雲レーダー見とけばよかったです……」。彼が謝ってくるので、それは違うぞ、謝る必要はないぞ、と言いながら自分のスマートフォンでも天気予報を確認する。 雨は降っているとはいえ、明るく陽の光の存在を感じ

ハトよ、休まないでおくれ

2024年8月26日(月) 晴れ 「鳩が……」 同僚に会って挨拶もそこそこに口にした言葉。今日は「鳩」のことばかり話していた。 今朝、家を出る前、窓の施錠をしていたときのことだ。ダイニングキッチンにの窓を確認しようとカーテンを開けた。 開けた瞬間、左下の視界に違和感があった。黒の比重が多いグレーの物体の存在をとらえた。 目線を落とすと、窓のヘリのところに鳩が腰を据えて休憩していたのだ。細身で、ちょっと毛がケパケパしている。見開いたわたしの目と、鳩の目がしっかり合う。

グミを食べたことがない

2024年8月23日(金) 曇り時々晴れ 最近、「気になる」で留まらないようにしている。 気になるなら行く、観る、読む。 なので、映画『ラストマイル』を観に行った。 彼も興味があるとのことで、映画館で待ち合わせをすることに。 わたしの方が早く着き、シアター入場前にホールをうろうろする。フード売り場やグッズ売り場を横目に見る。 量り売りのお菓子があるのを見つけて眺めてみたけど、9割がグミだった。あと金平糖。なぜだろう、やっぱり噛んでも音がしないからだろうか。でも金平糖

梅雨の時期より、外干しに悩んでいる

2024年8月22日(木) 曇りのちゲリラ豪雨のち晴れ ピカッと一瞬あたりに光が走り、途端にドンッと大きな音がした。音のしたほうを見上げる。灰色の重たそうな雲から雨がざあざあ降り続けている。 「でかい」「でかすぎる」「ぜったい落ちましたよ」。一緒にコンビニへ昼食を買いに来た後輩は眉間にしわを寄せていて、「恐ろしい」と傘の下から覗く顔が物語っていた。 恐ろしいと言えば恐ろしかったけれども、わたしは「洗濯物を外に干さなくて正解だったな」と胸をなでおろしていた。 朝、「干し

野菜ジュースが無い

2024年8月21日(水) 曇りのち晴れ パタン。「あ、野菜ジュース無いんだった」。 冷蔵庫の開閉音に続いて、母のそんなつぶやきが耳に入った。思わず顔を上げると、母はすでにこちらに目線を向けている。 「無いんだけど、まあ別にいいよね?」。パタン。 返事と開閉音が重なってしまった気がして、わたしは二度続けて「いいよ」と言う。 夏休みの間に、実家へ帰省した時のことだった。 家族で野菜ジュースを日課として飲んでいるのはわたしだけだった。だから、必要とされなくなった野菜ジ

未熟で、まだまだこれからな日々を書く。マガジン名が「半熟日和」になります

毎日noteを書くようになって、800本。経過した年月は約2年8カ月。 最初は、考える習慣をつけようと、とにかく書き続けよう、という目的ではじめたものでした。「増えている」がモチベーションになるから、更新したnoteは、ひたすらマガジンに追加していきました。 無題も味気ないので、つけた名前は「毎日note」。ハッシュタグもあったので、自分が書いているものに名前を付けるなら、そういうジャンルなのかな? と、今思うと大して頭を使わずに登録しました。 だから正直、「毎日not

凪の状態で迎える、note800本目

2024年8月19日(月) 晴れのち激しい雷雨(ギリギリ直撃を回避) 最近、自分の内側が、「凪だ」と思う。えらく落ち着いている。 そんな状態で、noteの投稿が800本目になった。期間で言うと2年8カ月くらい。 はじめた当初は文字通り「毎日」更新。いまは週日のみの更新。しかも時折長めのおやすみを取りつつではあるけれど、それでも800本。毎度こうして、100とか500とか、キリの良い数字を迎えると、我ながら「よくやってるなあ」と思う。 700本目(2024年3月7日)か

明日から夏休み

2024年8月9日(金) 晴れ 洗面所のほうから、「わあっ」と大きな声がしたので、おどろいて「なに!?」と言いながら駆け寄った。 彼が洗面台の前に立っているだけで、特別なにか事件が起きたようには見えない。けがをしたとか、なにかモノが落ちたとか、そういった様子は確認できなかった。 ん? と目線をやると、彼はちょっと照れたように笑って、「夏休みが終わりに向かっていく事実が受け入れがたくて」。だからつい声を出してしまったと言う。 思わず、ええ…? と、「なにそれ?」といった

モーニングに行こう

2024年8月8日(木) 曇り時々晴れ 出勤前に、喫茶店でモーニングを食べることにした。わたしより一足先に夏休みに入った彼も一緒だった。 生活をともにする前は、よく「朝活」と称して朝の時間帯に出かけていた。いっとき取り憑かれたように、「モーニング」へ行きたくて行きたくて堪らなかった時期でもある。金曜日に実家よりもずっと会社から近い彼の家へ泊まりに行く。土曜日の朝に、浅草の定食屋やイートインコーナーがある近所のパン屋で朝ごはんを食べていた。 目が覚めたら飲み物だけ飲んで、

紙の上で悩みたい

2024年8月7日(水)  曇りのち雷雨 会社の最寄り駅近くのファミレスに行く。 「ご自由に席をお選びください」という紙が目に入り、従った。2人だったけれど、あとから後輩が合流するので4人掛けのソファ席を選ぶ。 テーブルの上には、季節限定の料理が掲載された紙のメニューが1枚。桃のパフェが大きく掲載されている。なんだか今年の夏は桃のパフェをよく見る気がする。例年通りなのかどうなのか、そのときはよくわからなかった。 それ以外のメニュー表はなく、タブレットが壁側に沿って設置

写真月報(2024年7月)

2024年8月6日(火) 曇り 7月は、居住環境が変わってから2カ月目。引き続き、生活環境を整えた。どんどん気温は暑くなっていく、否、暑いままだし、「不要不急の外出は控えましょう」とニュースでよく聞く。一方で、オーストラリア・メルボルン(写真は別途更新しようと思う)や京都など、遠出もした。 京都では、友人が勧めてくれた『お皿とスプーン』でおなかを満たした。ツキノワグマのお肉(赤ワイン煮込みだったはず)といっためずらしい食材を味わう体験ができた。 7月の初旬。暑いことはわ