ネットにない情報を図書館で
密を避けるために座席数は減らされていたが、図書館の閲覧コーナーは復活していた。ありがたいことである。
美術図版の陶芸の巻をメモを取りながら小一時間、ゆっくりと眺めた後、帰宅してメモした人名やワードをいくつか検索した。
万古焼は炻器であるという。
陶器と磁器の中間品である炻器なるものが存在することを知ったのは、つい昨年のことだが、万古焼がそれであるとは知らなかった。久しぶりに図書館に行って得た収穫である。
万古焼は正確には萬古焼と書き、三重県の四日市市の焼き物である。細かい説明は省略するが、昨年偶然に炻器(半磁器)のコーヒーカップとソーサーのセットを入手して、その風合いが気に入った。詳しく知りたいと思っていたが、ネットであまり情報を見つけられずにいたところ、思いがけず図書館での発見であった。
早速、四日市を中心に三重県へ旅行したいものだが、タイミングは十分に見計らうべきだろう。なかなか三重県には縁がなかったが、訪ねる目的を得ることができたことは喜ばしい。
時節柄、長居はせぬようにしたいが図書館についても見直したい。決してウェブがすべてではないことと、偶然の発見を得るためにも図書館には足を運びたい。