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飛騨の自死を減らしたい

飛騨はいくつかの市が合わさってできている。
細かい数字ではないが、約10万人あたり年間20名程の方が自死している。
という事実をゲートキーパー講座で知り、愕然とした。
自死はいつの時代もタブー視されていたり、
親族にすら死因を隠すひとも多いらしい。
確かにわたしも葬儀に集まってくれた親戚に対して、死んだ弟を思って悲しむ時間よりも悪い死に方でご迷惑おかけしました、申し訳ありません。という気持ちでいる時間が長かった。
色々と葬儀に関して手伝って頂いたことは感謝しているが、早くわたしたち家族だけにして欲しかったというのが本音だ。
数年経ち納骨なども済ませてからも、そんなもやもやを抱えたまま月日が過ぎていった。
弟が自死してから10年以上経ち、自死遺族として何かできることはないかと参加したゲートキーパー講座が、こうやって発信するきっかけとなった。
何事も「絶対」ということは言えない。
でも、もし自分の周りに死にたい。と苦しい思いを打ち明けてくれるひとがいたら「苦しいけど、できれば死なないで欲しい」と伝えたいと思う。

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