執着心なのかも
「推しへの執着心」
こんな感情を抱えるのは、もう10年以上もオタクなのに初めてで戸惑う
推しとの出会い
時は突然やって来るようで...
2023年3月、友達(3人)とお昼ご飯を食べに新大久保に行った
友達と会うのは久々な上に、出会った時共通で好きだったアイドルには興味がなくなっていて、前日から「何話そう...」「気まずくなったらどうしよう...」なんて考えてた
とりあえず、「最近は誰のオタクしてるの?」とか話しながら予約したお店に向かう
新大久保のメイン通り、土日の人混みを掻き分けて、一際白塗りのイケメン達がビラを配っていた
「白いな〜...」
横を見ると、何故か友達はビラを持っている
何故か初回無料ライブに行く流れになっている
普段ビラはほとんど受け取らない私はあんまり乗り気ではなかった
だけど、これが始まり
そう、推しはいわゆる "しのくぼドル"
(詳しい方からするとしのくぼドルでは無いかもしれませんが)
初しのくぼドル現場
会場に着くと公演は既に5分ほど始まっていたが、初回無料になるというビラを手に、恐る恐る近くにあった席に座った
ステージの上をまじまじ見てみる
あれ...
想像よりめっちゃかっこいいじゃん (だいぶ失礼)
「どの人がいい?」推しを決めるのに必死
なんせイケメンがたくさんいたので、すぐには決まらなかった
私が好きだと言っていたアイドルに少し似ている子がいたので、その子を目で追いかけていたらあっという間に60分の公演は終わった
そして、しのくぼドルの醍醐味、特典会
どうする?買う?なんて上辺だけで答えは決まりきった会話をしながら、当たり前に特典券を手にしていた
どうやらこの特典会が沼への入口だったようだ
ライブのとき目で追いかけた子のサイン会に参加することにした
「初めて来ました」と伝えるとすごく驚いてくれた
真ん丸な目で私を見つめながら、韓国語が話せない私に一生懸命日本語を話してくれた
そして、「またね」何気ないこの言葉が忘れられない
「絶対また会えるよね?🥺」に脳内変換されてしまっていた
その瞬間から私の頭は彼のことしか考えられなくなってしまった
帰りの電車でも友達とMVを見漁って、最寄り駅に着いた時には、あまりにも幸せな1日で、彼と撮った写真の入ったスマホを抱きしめて飛び跳ねそうになった
暇さえあれば公演スケジュールと睨めっこ
気づけば1ヶ月に7日も新大久保に足を運んでいた
推しが遠くに行ってしまった話
新大久保の公演が終わると彼らは韓国へ帰って行った
まあ1ヶ月も経たないうちにすぐ戻ってきたのだけど
実は私の推しのいるグループの数人は新大久保活動の裏側で韓国の大型オーディション番組に出ていたようだ
その甲斐あってか、1ヶ月後に日本に戻ってきた時にはかなり人気グループになっていた
特典会に参加するにも今までの倍のお金がかかるし、今までのようにたくさん話す時間もなくて、時にはチケットが争奪戦になることも...
少し寂しかったけど、奇跡的に彼は私のことを覚えていたようで何だかほっとした
降りたい、でも降りられない
そもそもなぜ降りようとするのか、
私には元々推しがいて掛け持ちには少し抵抗があったから
掛け持ちが悪いとかじゃなくて、単純に金銭的な余裕が無いからなのだけど
私が降りられない理由は一体なんだ...
多分、私のことを覚えてくれたアイドルは推しが初めてだったから
周りの友達が降りていくにも関わらず、この夏もダラダラと現場のチケットを抑えてしまうのは、きっと推しがまだ私を覚えているか確かめたい、のだと思う
あー、執着心で成り立ってるんだなー
別に好きだから執着心だっていいと思うんだけど、掛け持ちしたことが無かったから、気持ち的にも金銭的にもどうしていいか分からない
別に正解もないのだろうけど
こんな悩みが24歳最大の悩みなのである
もっと恋愛に仕事にそんな悩みが欲しかった
決着つけたい、残りの夏
来月、4ヶ月ぶりに推しと話すことができる
新大久保の4倍ぐらいの値段にますます推しの遠のきを感じる
今までにない空白期間に不安を募らせる
さて、彼は私のことを覚えているだろうか
覚えていなかったとして、降りられるだろうか
どんな気持ちで夏を終えるんだろう
9月だけど、毎日暑いから夏
夏後半、幸せな思い出をnoteに書けると良いのだけど
宜しくね、私の推し^ - ^♥️
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