THE FIRST SLAM DUNK を観た
まず最初に言いたい。
めちゃくちゃ面白かった。
試合に勝つか、負けるか比喩でなく手に汗を握りながら見守っていた。
観に行こうと思ったのはメインキャラに2人もsideM(私が推してるコンテンツ)の声優さんがキャスティングされていたからだ。
「わしが育てたあいつらがよう働いてるか観に行ったるわいふぇっふぇっふぇ」
という感じで害悪オタク丸出しでお恥ずかしいのだが、まあ思い入れある人たちが抜擢されて、名作と言われてるけどそういえば漫画ちゃんと読んだことないし(もちろんアニメも観たことがない)観てみよう、そんなことがきっかけであった。
普通のアニメ映画だと思っていたのだが、違った。
3Dキャプチャの上に絵を乗っける作法をとっているのだろうか、本当に井上雄彦氏の絵が動いていた。
バスケットの試合の臨場感が半端ないのだ。筋肉の微動、ユニフォームの布の揺れ、視線の動き、全てがリアル。
だがこのリアルというのは現実世界に近い、という訳ではない。
元々は紙とインクだけで構成されていたSLAMDUNKの世界に我々がポンっと掘り込まれて、キャラクターと同じ時間を体感するという意でのリアルだ。
これは作品ファン冥利につきないだろうか。
愛しているキャラクターと同じ時間を過ごせるのだから。
こんなに素晴らしい作品を作るのは並大抵ではないのだろう、本当に有難い。
私は一生懸命な人を見るのが大好きだ。
自分も頑張らないと、と前を向かせてくれるから。
それぞれに並々ならぬ想いを抱いてバスケットに全てをかける、その情熱をもった彼らに惚れてしまう。
私も彼らのようにかっこよく生きたい。
そんな風にぐっと前を向かせる大変気持ちのいい2時間であった。
映画を見終わった後一番最初に浮かんだ言葉は
漫画、買おう。
であった。
とりあえずと完全版の1巻だけを買って帰った。