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大分のIT企業の社員が行く!糸魚川市で体験する「ジオフードワーケーション」ー2日目

12月はとても寒い日が続きましたね。大分でも普段の冬とは異なり、多くの場所で積雪が観測されています。私たちが先日、ワーケーションプログラムに参加させていただいた新潟県糸魚川市は、日本の中でも豪雪地帯と言われている場所です。1日で1mほど積もる時もあるようですよ。

さてそんな糸魚川市で様々な体験をさせていただいた、ジオフードワーケーション。3泊4日の2日目は、どんな活動をしたのでしょうか?

ザイナスが、糸魚川でワーケーションプログラムを受けることになった経緯、また1日目の様子を知りたい方は、👇の記事をご覧ください。



おはようございます!朝ごはんですよ

さて、ワーケーション2日目。朝は朝食まで、ゆっくり寝るのもよし、朝風呂に入るのもよし。思い思いに朝の時間を過ごしたら、朝食の時間です!

これぞ日本の朝食。白米のお供にぴったりなおかず達。足りないときは、おひつにたっぷり入った艶々のご飯をお代わり。このお米が、ビックリするほど、とにかくおいしいんです。

🍚ちょこっとジオ⑦

こちらのお米はコシヒカリ。柵口の地域の山から流れてくる水の温度が低いことで、おいしいお米ができるんだとか。確かに権現岳は万年雪があるほどですからね!(ちょこっとジオ⑥を参照)糸魚川市には川が7つありますが、各川で全くおいしさの異なるお米ができるらしいです。それぞれの山が持つ地質の成分が溶けした水のPH値が違うことも関係しているようです。

さて、仕事の時間です

そうです。私たちは、ただおいしいご飯を食べに来ただけではありません!ワーケーションに来たということは、仕事をしにも来ているのです!

それぞれの自室は畳だったのですが、対岳荘さんが仕事がしやすいように机と椅子を準備して下さっていました。お昼まで自室でモクモクと仕事を行ったり、宿の共有スペースをミーティングスペースとして活用させて頂いたりしました。


仕事をしたらお腹が減った🍜

宿を飛び出し、お昼を食べに来ました。向かった先は浜寿司さん。どんなお寿司が食べられるのでしょうか?こちらで社長も合流し、7人でのワーケーション再出発です。

浜寿司さんはびっくりすることに、お寿司以外のメニューがとにかく豊富。まさかのランチで人気なのはラーメン!30席ほどの店内に、次から次へとお客さんが入ります。

この日の日替わり定食は、中華ラーメンとチンジャオロース。やはりここでも、お米がおいしい!セットだとなかなかのボリュームですが、中華ラーメンのさっぱりとした魚介の味で箸が進みます。中には、ちらし寿司のセットを頼んだ人もいましたよ。ごちそうさまでした!

≪ 浜寿司さんは下の地図からどうぞ! ≫


ICTを活用した会社に潜入

次にお邪魔させていただいたのは、糸魚川市でITを使った事業を行っているキャリアステージいといがわthreadさんです。私たちザイナスはIT企業ですので、特別に同業他社を見学させていただく機会を作っていただきました。

糸魚川市の産業は、漁業・建設業・コンクリート業が主なため、女性の就業率が低い現状があります。特に子育てや家族の介護など、何らかの事情により働くことをあきらめている女性が多くいらっしゃいます。そこでテレワークという働き方を通して働くことを実現する場所として立ち上がったのが、キャリアステージいといがわthreadさんです。

ICTを扱ったことのない主婦層でも研修を通して準備を行い、糸魚川市と連携して、ワーカー育成や就労環境を整備しているそうです。

様々な業務内容を見せていただきましたが、糸魚川市が直面している問題をICTを中心に、様々な形で解決されているお話を共有させていただくことができ、ザイナスも刺激を受けた時間でした!

≪ キャリアステージいといがわthreadさんは下のHPからどうぞ! ≫


糸魚川の大地を見て・聞いて・体験して

雨が降る中、少し山奥に移動してやってきたのは、フォッサマグナミュージアムです。糸魚川で採れる鉱物の代表である「ヒスイ」や、日本列島が誕生した際の大地の裂け目「フォッサマグナ」に焦点を当て、地球が育んできた自然環境や資源の恵み、また自然災害など私たち人間の暮らしにも沿った展示が行われています。

博物館の学芸員の方から食とジオの繋がりについて、学術寄りな興味深いお話を沢山していただきました。ジオフードワーケーションの回の記事でたまに出てくる”ちょこっとジオ”は、実はこの時に教えていただいた話が結構あるんですよ!

💎ちょこっとジオ⑧

糸魚川は石のまちと呼ばれているほど、豊富な石が採れる場所。その中でも一際輝くヒスイは、美しさに魅了された人々が海岸でヒスイ拾いをするほどです。日本でも糸魚川市以外にいくつかヒスイが採れる場所はありますが、特にこの地域で採れるヒスイは宝石に出来るほど綺麗なんだそう。

💎ちょこっとジオ⑨

ヒスイはとても硬くて比重が高い鉱物です。これはつまり、ものすごく高い圧力で圧縮された石と言うこと。日常の光では濁ったような色にも見えますが、実は半透明のため光を当てると、写真のように光が透けて輝きます。代表色である緑の他にも白・淡紫・青・黒など様々な顔を見せてくれます。

館内を見学すると、体験できるコーナーが沢山!皆、童心に帰ったかのように目を輝かせながら夢中になって手に取ったり、解説を読みふけったり、話を聞いたり(笑) その地域の魅力を楽しみながら学べる博物館や科学館が、大分県にも出来たらいいですね。

そしてフォッサマグナミュージアムの目玉が下の写真の巨大なスクリーン。宇宙の誕生から始まり、日本列島の誕生、フォッサマグナ形成、日本海の成り立ちと迫力ある映像で展開されます。

🗻ちょこっとジオ⑩

ちょこっとジオ③でも触れた「フォッサマグナ」。ラテン語で「大きな溝」を意味し、ナウマンゾウの名付け親でもある、ドイツの地質学者ナウマン博士が発見しました。はるか昔、アジア大陸の一部だった日本列島。大陸から切り離された過程で日本列島を東西に分断する裂け目が生まれ、徐々に深く広い溝となります。海底に沈んでいたその溝は、長い年月をかけ火山活動やプレートの変動によって新しい現在の地形を生み出しました。しかし、フォッサマグナについて未だに多くの謎も残っているのも事実です。

≪ フォッサマグナミュージアムは下のHPからどうぞ! ≫


ヒスイと縄文時代の人々

次に訪れたのはフォッサマグナミュージアムから徒歩3分の所にある長者ヶ原考古館。長者ケ原遺跡をはじめとした糸魚川市内の遺跡からの出土品が展示されています。考古学を専門とする学芸員の方に案内して頂きました。

遺跡から発掘された貴重な出土品もさることながら、当時を再現したジオラマや体験コーナー、更には、これまでの考古学系の雑誌や各地の遺跡発掘調査報告書など、資料の保存の為でもある館の役割の部分まで案内していただきました。

💎ちょこっとジオ⑪

装飾品として有名なヒスイですが、縄文時代の人々は敲石(たたきいし)、つまり石を加工するための道具として利用していたのではないかと言われています。さらにヒスイ製大珠と呼ばれる糸魚川で作られた装飾は、東日本を中心とした各地に流通もしていました。これまでに、北は北海道の礼文島、南は鹿児島県の種子島で糸魚川産のヒスイが出土したそうです。

フォッサマグナミュージアムでも見たヒスイが、縄文時代を生きる人々の生活にどのように利用されていたのか、当時の食や文化や交易など、様々な視点で考古館を見学することができました。

≪ 長者ヶ原考古館は下のHPからどうぞ! ≫


糸魚川の食を丸ごと堪能

夜になり、やってきたのは居酒屋 樹さん。地元の旬の食材を使った料理を食べさせていただきました。一品一品おいしさをアピールしたいのですが、とてつもなく長くなりそうなので、写真での説明に変えさせていただきます(笑)

キジハタ・サトイモ・春菊のお吸い物
地鶏(ミドリ)・水菜・ワサビの和え物
タイ・クロムツの炙り 刺身
子持ちのハタハタ カブの酢の物といくら
マガモのコロッケと人参のソテー
ぶり大根
カニ雑炊

特に私たちの中で人気だったのは、マガモのコロッケとクロムツの炙り刺身。お店おススメの日本酒などと一緒に頂きました!おいしい料理とお酒に、話は弾む弾む(笑)

≪ 樹さんは下の地図からどうぞ! ≫


2日目終了

最後は、コンビニで見つけた信玄餅アイスで〆ます。迎えに来ていただいた宿の対岳荘さんのバスに揺られながら、アイス片手に尽きない話を弾ませ、帰路につきました。では、3日目もお楽しみに!





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