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#024 モノづくりを通して想いを巡らす

こんにちは、松本和也です。
開発の状況 と モノづくりをするに当たって改めて感じたとても大切なこと、共有します!

« 読了時間 3.0分 »

3Dプリンターで『主型-上型』を出力してみた!

かかった時間は19時間。

結果、失敗。#大失敗

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何が失敗なのかと言うと2点。
1.積層痕
2.歪み

1.積層痕について

そもそも3Dプリンターの仕組みは画像の様に薄い樹脂層を積層して作り上げていく。#光造形の場合 #3DPによって違います

積層

その際に、薄い層の厚みを何ミリにするか、場所場所で厚みを変えるか、一定でいくか、などなど条件を設定しなければならないのですが、その条件の読みが外れたのが原因!

条件を変更して再度チャレンジ!

21時間後。。。成功!!#合わせて40時間

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2.歪み

この3Dプリンターは造形後の工程が2つあって、それが【洗浄】【二次硬化】。

これが難しくて、、その難しさを簡単に説明すると。。。

洗浄液による【洗浄】は洗浄液をモデルが吸い込んでしまい、この洗浄液が含まれた状態で加熱による【二次硬化】の工程に進むとモデル内の温度上昇のスピードが場所によって変わるため、その温度分布の違いにより、歪みが発生する。#簡単に説明できたのか!? #自信ない!

つまり、モデルごとに工夫をしてあげないと歪むってことです!#簡単!

そんなこんなで、色々工夫して、許容範囲内には収まりました。#説明雑?

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それでも若干歪みがあったので、木枠で矯正してます!#矯正治具とか言ったりする

同じ要領で『主型-下型』を作り、、、やっと揃った!!

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今後はシリコンで『反転型』を作っていきます!

予期せぬトラブルも多いけど、楽しいっすね!

乞うご期待を!

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さて、裏話的な話をさせてもらいます。

とても重要なんじゃないかと思います。

3Dプリンターの造形後は実は入り組んだサポート材が沢山ついている状態で完成します。

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これを外すとかなりの量のサポート材が存在するんです。

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このサポート材も含めて設計してあげないと物が出来上がらないので、致し方なく付けています。

けど、これってゴミにしかならないんです。

そして、これでも3Dプリンターでの造形は比較的ゴミが少ないと考えられています。

僕らのような、モノを生み出す仕事をしている人はそのプロセスでゴミも生み出していることをしっかりと自覚しなければならないと思うんです。

。。。シリアスな感じになっちゃいましたが!

せっかくモノを作るのなら人の生活を豊かにする、何か楽しくて、ワクワクして、笑顔になるようなもの作りたいっすよねー!

ということを肝に銘じてこれからも開発に当たろうと思いまーす!

あと、これらの失敗は知の蓄積とも思ってますので、もっと詳しく知りたい人は何でも聞いてくださーい!ぜーんぶ教えまーす!

わーい!

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