【日記】2022/11/11 退職の意思を伝えた日
こんばんは。
自立に向けてとにかく手を動かしたいとっとです。
唐突ですが2007年、わたしは新卒で今の会社に入社し、以来ずっと人工衛星の開発業務に従事してきました。
受注活動、衛星のシステム設計、インテグレーション(組み立て)、地上での確認試験、ロケットでの打ち上げ、軌道上(宇宙空間)での確認試験。
衛星の規模にもよりますが、このような一連の業務にかかる期間は、衛星1機あたり約3~4年という長いスパンになります。
それを4機、経験させていただきました。
入社時は、人工衛星とはなんぞや?
から始まり15年・・・
大尊敬する先輩に助けられながら、一人前にやっていけるようになったことは、本当に感謝しかありません。
それが40才になる今年、ログハウス・ビルドの事業承継にチャレンジしようと思い立ち、今日、会社の上司たちに退職の意向をつたえてきたのでした。
事業承継の調整状況
先月10/26、東京で開催された建築関係の展示会で承継元のオーナーさんとお会いし、今後の進め方などをお話させていただきました。
その後も、少しずつメールのやりとりで事業承継の条件をすり合わせているところです。
譲渡金額、譲渡契約のタイミング、譲渡してから5年間の引継ぎ期間にお支払いする給与額、等々・・・
ざっくり、こんな感じでまとまってきました。
最初の基本合意に向けて一番大きな不確定要素は、わたしが譲渡金を用意できるかどうかです。
わが家は自宅のローンを繰り上げで早く返済し終わったかわりに、蓄えはほとんどありません。
ですので、今住んでいる家を売却して資金を得る計画です。
問題は売れる見込みがあるのか、です。
これについては、不動産を取り扱える方がご近所にいるので、先日さっそく家を見るついでに来てもらい、近隣の相場から感触をきいてみました。
感触としては、近隣同規模の物件価格や、わが家はかなり好立地であることもあって十分強気で売り出せることなどから、資金計画上も無理のない金額を狙えそうな感じでした。
会社に方針を伝えました
そこで今日、会社で業務上つながりの強い上司数名に時間を割いてもらい、退職の意向、背景や理由、今後の進め方などを聞いてもらいました。
いまでこそ、日本でも宇宙開発の分野にベンチャー企業などが進出していますが、この業界は海外メーカーがかなりの競争力を持っています。
わたしには想像もできませんが、自動車工場のようにライン製造で複数の人工衛星を製造できるほどの生産力をもっているので、これまでのような1機1機のオーダーメイドではとても太刀打ちできません。
大きなところは設計の標準化など、ある程度の枠組みの整備にも取り組んできています。
それでもまだまだ社内の体制や人材教育含めて、この2〜3年で衛星開発事業のさらなる立て直しが必要でして、そのメンバーの一人としても期待されていたようで、ありがたいことに最初は引き留めの言葉もいただけました。
ですが、わたしからの想いもきちんと上司には伝わり、最終的には反対や回答保留などの言葉ではなく、来年3月に退職できる方向で了解したと、まずは受け止めてもらえました。
これでまたひとつ、ログハウス・ビルドのスタートに向けた課題をクリアした気分です。
まとめ
今日は退職の意向を会社に伝えたので、日記として残しておきたいと思い、シェアさせていただきました。
正式には紙をだすのだとおもいますが、そのあたりのやり方はこれから一般常識的なところを調べ、手順を踏みたいとおもいます。
まだ少し先の話ですが、やっぱりなんだか、環境が変わるって寂しい気がします。
宇宙開発と住宅建築。
人工衛星とログハウス。
なんの脈絡もない、決して一緒には検索されないと思われるキーワードの羅列ですが、これがわたしの進んできた道と、これから進もうとしている道です。
来年度からは、人工衛星に代わってログハウスを作るのが楽しみで仕方ありません。
これまで培われたわたしのなにかしらが、ログハウス・ビルドの中で最大限に活かされ、お客様に喜んでもらえる魅力的なビルド提供をできるよう精進したい、と改めて決意した一日でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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■事業承継の相談経緯など、自立に向けて取り組んでいる活動の記録です。
■こちらは今勤めている会社で感じたことなどをまとめたマガジンです。