【同棲生活】朝型人間と夜型人間が再び同棲を始めた話。
私と私の彼「かみなり君(偽名)」は、同棲をしてもう4年になる。馴れ初めをパ〜っと説明すると、1年間の遠距離恋愛の末に同棲。去年は、私が日本に長期滞在したり、彼の仕事の都合で4ヶ月弱また遠距離をしていた。
そして、メルボルンに引っ越してくる前も、彼が一足先にこちらに来ていたので一月半ほどまた一人暮らし。これが、なんと、快適。
自分のタイミングでご飯を作って、食べて、寝て、ゲームをしてという究極の幸せ。「大人って図体が大きいだけの子供」と、言われてもしょうがないくらいの堕落ぶりでも一人だとギルティーに感じない。朝からアイスを食べて、小説を読んで、お昼はゴンチャのタピオカティーなんていう夏休みを数日過ごしたのはここだけの秘密だ。(かみなり君にはオブラートに包んで「好きなものだけ食べてる〜」と伝えた。)
しかも、ルーティーンが組みやすい。私は根っからの夜行性で、夜11時ぐらいから活発になる事が多々ある。急にやる気スイッチが入って、夜中にパンを作ったり、仕事をしたりなんていうのも珍しくはない。
そんな私だが、ここ1年で健康に気をつかうようになって週末でも朝9時までには起きて家事やなんやらをするというルーティーンをゆるゆるに設置。低血圧で朝から色々考えたりするのが億劫なので、ある程度のルーティーンに沿って、けど自分の体調と相談しながら過ごすのが私の朝。
かみなり君は、朝型人間。こんな朝型人間初めて会ったよってぐらいの朝型人間。朝から「グッドモーニン!!」とダイブしてくる大型犬ゴールデンレトリーバーのようだ。うちの実家のわんこでも、もっと遠慮しがちに朝起こしてくれたよ。
彼の朝は私が寝てる間にジムに行ったり、バスケをしに行ったり、時々家事をしたりと充実している。どこにそんなエネルギーがあるのか聞きたい。(多分平日は10時半に寝てるから)けれど、かみなり君はしっかりしているにも関わらずタイムマネージメントがちょっぴり苦手。
初デートで、ランチの後にギャラリー2つまわってから、ハイキングしてからのディナーなんていう無茶振りプランを披露してくれた位。(初々しい時だったので、やんわり「着る服迷っちゃうから、ハイキングは今度にしよう〜。」と伝えた。)
そんな二人なので長い間同棲している時にも苦労したけど、去年一度離れて手に入れた自分のルーティーンを今回手放す時の方がモヤモヤしていた。
2ヶ月弱って、自分の毎日がちょうどいい感じでルーティーン化してきてオートパイロットでも過ごせるようになってきた頃。私の朝何も考えずに、色々家事をしたいという心情と、彼の朝から何かしたいというエネルギーは時にすれ違う。
「 you wanna go to the market?(マーケットに行かない?)」
「What do you think about going to the south side and then we can go outlet after? (サウスの方行って探索してから、アウトレット行くのどう?)」
「Do you wanna go out for breakfast?(朝ごはん食べにいかない?)」
家事があるからといって断ると、かわいそうな子犬の顔をしたり、後で自分がやるから!と言ってくれるので、髪ボサボサすっぴんのまま彼に連れられてマーケットに行ったことも。朝は家でクイックルワイパー(私なりの運動)して、洗濯しちゃいたいのに〜と思っていても、せっかくプランしてくれたんだからと私が合わせがちだったここ1ヶ月間。
けど、長年同棲していただけあって朝私が早く起きると「もっと寝てなよ。」とか、夜いっしょの時間に寝ようとすると、「もっとゴロゴロすればいいのに。」と最近言ってくれるようになった。
そうじゃん、私が猫みたいにマイペースにお昼寝したりしてるの知ってるもんね。無理に合わせなくても大丈夫じゃん。
一度離れてからまた一緒に暮らすと、調整期間っていうのがやっぱり生まれる。ここ1ヶ月ぐらいが私の調整期間だったみたい。
今日もかみなり君は、朝早くから外に運動をしにいってる。そんな健康志向(もしかしたら、ただ単にじっとできないだけ)の彼に、メルボルンは合っているのかもしれない。