【海外移住】海外進出する前に、歯医者に行くべき。
今もし、これから海外移住する人にアドバイスを!なんて聞かれたら、言いたい事がひとつある。
歯医者に行きなさい。
事の始めは、数週間前。
大好きなチョコレートケーキを頬張った際に、右奥歯がズキンっと痛んだ。・・・あれ、虫歯か?慌てて洗面台の前に行き、鏡の前でいーっ、あーっと口の中を見ると、奥歯と奥歯の前の歯の間の隙間が、黒くなっている!!頭の中で「虫歯の子どもの誕生日」が流れ始めたぐらいショック。
歯磨き、毎日してるのに(当たり前)。
その夜、仕事から帰ってきた彼に「虫歯があるかも」と告げると「見せてごらん」と言われる。「いやだ〜」と、大人気なくちびまる子ちゃん並みに駄々をこねた後、なくなく口の中を見せたら「あー、本当だ、なってるね。」だって。知ってるよ。心の中で逆ギレをしながら歯医者の予約をした。
海外での歯の治療は高い。
と、いうか私が今まで住んだ事のある香港、ニュージーランド、オーストラリアは歯の治療が高い。ニュージーランドでは保険にもよると思うが、歯の治療に一般の医療保険は適用されなかったため、ニュージーランドでは一度も歯医者に行かなかった(4年も住んでいたのに)。そりゃ虫歯になるわ。
今回はオーストラリアのメルボルンで、保険が効くからという理由で歯科検診、レントゲン、クリーニング(歯石取りなど)、あと仮詰め(これは保険適用外で、2カ所で1万ちょっと)をした。
保険が効かなかったら、全部で5万円ぐらいだったっぽい。恐ろしい。
緊張しながら訪れたクリニックで、私を待っていた歯医者さんは、フレンドリーな優しい人だった上に、私が思わず「いたっ!」と言ってしまったのにも「はははっ、痛いですか?」と日本語で返してくれたいい先生だった 笑
その先生によると、そもそも虫歯の原因は、私の親知らずが横倒しになっているせいだと言う。親知らずの前にある奥歯も横向きになっているため、その辺の歯並びの悪さが虫歯の原因につながっているらしい。私の歯のレントゲンも、ドミノ倒しみたいだなと思ったが、虫歯の原因もまさにドミノのような理由だった。
さて、そこで私の親知らずがほぼ埋まっているなどの理由で歯科矯正医へ紹介状を書いてもらい、その専門家に抜いてもらわなきゃいけないといわれた。
家へ帰ってから、早速値段を調べるとびっくり。めっちゃ高い。すぐさま我が家の稼ぎ柱に「あのぉ、高いんですが。」と告げると、「そういうもんだよ。」と言われた。
いやいや、だって日本でする金額の8倍ぐらいするよ?!
海外での歯科治療を信頼していないわけじゃないが、この8倍の値段に保険が適用されないのはどうなの?!と、思ってしまう。
虫歯のこどもの誕生日が頭の中でオンパレードされる中、海外暮らしの先輩の母に相談した。母曰く、香港で暮らしていた頃の母の友達なんかは基本日本に一時帰国の際に歯の治療をしていたそうだ。やはり、日本でした方がお手頃だし、安心できるという理由だからだそう。
そして、母が住んでいるエリアでの歯の治療の値段の相場を聞いてから、彼に告げると、
「NO WAY, it's that cheap! Even Hong Kong is just a little cheaper than here.(そんなに安いわけないよ!香港での治療だって、ここでよりちょっと安いぐらいなのに)」
と、アメリカンな反応を取られてしまう。彼の時々溢れ出るアメリカンな言動(アメリカ育ちだからしょうがない)にイラッとさせられる 笑
本当だよ、とわざわざ私の母との電話をスピーカーにして話すと、私の話は全然信用してなかったのに、私の母が言うと「えぇ〜!」と素直に聞いていた。同じことを言っているのに。
そして、紹介状を頂いた歯科矯正のクリニックからの電話にも「コンサルテーションっていくら?」と聞くと、専門医のコンサルテーションは195ドルと言われた(2万円弱)。
高い。
そこで、「今、一時帰国するから日本で親知らずを抜いてこようと思ってて、けどその後の矯正はこっちでしたいから、帰ってきてから電話してもいい?」と、聞くと「もちろん、大丈夫よ〜」と、いい感じな上に、他に「どうするのがいい?」と言う私のチグハグな質問にも丁寧に対応してくれた。
そんな訳で、私、来年予定よりも長く日本に滞在して歯の治療をすることになりそうです。帰りのチケットまだ取ってなくてよかった〜と、一安心。オーストラリアからだと、飛行機代だけでも高いし、何より時間がかかるので気軽に行ったり来たりできないのがネックだ。
虫歯の治療(仮詰め)2カ所で一万円ちょいだったり、保険によっては歯の治療が適用外の可能性もある海外生活。
日本出る前に、絶対歯医者さん行った方がいい。