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【上司と部下のトリセツ】no.2 自分の解釈で突っ走っちゃう部下のトリセツ

「はて…?何で全然違うことしてるの…?」

部下が出してきたアウトプットで、こんな風に首をかしげたことはないでしょうか。

「あ、あんなに詳しく説明したのに、全然違うことしている…!」

と指示した内容と全く違うことを部下がしているのを見た日には

「もしかして、この人言葉が通じない…?言葉と言うより、意思疎通ができない…?」

と、部下を見る目がなんだか異星人を見る目になっちゃいますよね…。

私も20代の時、そんなスタッフを受け持ったことがありまして、あまりにも「言ったこと」を「言った通り」にやってくれないので、

この人は、地球外から来たのでは?

と思っていたものでした。

しかし、その後、色々な人と関わる中で「言ったことを言った通り」にやらない/出来ない人って多いのだなと気づくようになりました。むしろ、「言ったことを言った通り」にやってくれる人って200点満点なのでは~!?と思うようになったのです。

「言ったことを言った通りに出来ない」というのは、いわゆる「出来ない人」にあたるのかもしれません。しかし、そんな部下であっても、普通の会社ならクビなんてもちろんできません。また、予算がギリギリの部署ではそんな人材でも使い倒さなければいけません。

そもそも「言ったことを言った通りにできない」というのは何故なのでしょうか?
部下の頭の中で、何事かが起こって自分の解釈が生まれて、その解釈で突っ走ってしまっている場合が多いのです。

今回はそんな「自分の解釈で突っ走ってしまう部下」のトリセツを説明していきたいと思います。

🌟🌟🌟

それは私が20代の頃…派遣さんがアシスタントとして私の下に付きました。
派遣さんは30代の女性でして、当時の私は

「ついに私にもアシスタントを持つようになったか…さすが俺様…」

と当然のようにイキっておりました。
こんな風にイキった人間はマネジメントなんて出来ないのですよ。
ちなみに30歳ぐらいの時にマネージャーになりますが、ここでもマネジメント大失敗☆彡みたいな感じになりますが、それはまた別のお話です。

このアシスタントさんは前述の「言ったことを言った通り」に出来ない人でした。
アウトプットはミスばかり、指示しても全然違う仕事をしている時もあります。

口頭で指示しても、もちろん出来ません。
メモを取らせても出来ません。
マニュアルを作ってあげても、マニュアルをみないので、出来ません。

ここまでくると私は震えがきました。
派遣さんなので、契約を切ることは簡単なのですが、このアシスタントはマネージャーのお気に入りなので、それも難しい状態です。
そして、予算が取れないため、人を増やすことはできません。
そのため、私はこの派遣さんを成長させなければいけないのでした…。

🌟🌟🌟

前述のように「言ったことを言った通りにできない部下」というのは、部下の頭の中で事実とは違う自分の解釈が生まれて、その解釈で突っ走ってしまっている場合が多いです。

例えるなら、「カレーを買うためにニンジンを買ってきてね!」と部下に頼んだら、部下はなぜかキャベツを買ってきた…なんてことが頻発するのです。
そうすると上司は「カレーを作るのにニンジンを頼んだのに、キャベツを買ってきただと…?こいつは人の話を聞いていないのか?」と慄くわけですが…。

こんな部下の場合、どこ「自分の解釈スイッチ」が入ってしまうかを良く観察することが必要になります。

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