ロマンの生物学(7) ~シリコンちゃん・サーガ~
パーーン パーーン パーーン ペポーーーーーーン
どんだんどんだんどんだん
シリコンちゃん: オーホホホホ
クローンくん: ここここの黒くて四角くて突っ立ってるのは・・・板チョコかな(星野之宣「国辱漫画」)
シリコンちゃん: ちゃうちゃう
クローンくん: カマボコ板かな(北野勇作「レイコちゃんと蒲鉾工場」)
シリコンちゃん: ちゃうちゃう
クローンくん: ああノモリス
シリコンちゃん: ・w・ → ・w。
話もここまで進んでしまっては、もう生物学とはいえない。
これはロマンの生物学なんですと言っても、許してくれる人はいないだろう。
現役の生物学講師が書いてると言ったら、なおさら許してもらえないような気がする。
クローンくん: 僕達はモノリスの中にいたのか
シリコンちゃん: えい
ウッキーその1: うきゃー
生徒なら許してくれるかなあ。
父兄は無理だろうなあ。
シリコンちゃん: えい
ウッキーその2: うきゃー
現在の生物学を始めとする科学技術が、制限時間無限で発展するとどうなるものか、検討してみたかっただけなのだが。
少なくとも、寿命遺伝子をうまいこと解除して死ななくなった人類が、危険を冒してまで過去へ旅することはないだろう。
なんたって、寿命が千倍になれば、交通事故で死ぬ可能性だって自動的に千倍になるのだ。
寿命は千倍になったけど、平均1回は交通事故で死にますでは、怖くて街も歩けない。
なんちゃら粒子でできた直径100キロの輪を振動させることができたって、そこへ飛び込む勇気は出ないだろう。
これが、タイムマシンは出来るにもかかわらず、現在までに未来人が到着していない理由である。知らんけど。
替りに来るのが、未来人のデジタルコピーだろう。
デジタルコピーに肉体は要らない。
情報の担体があるところならどこにでも棲むことができるからである。
たとえば仮想空間。
さっきチャットを交わしたあの人は、本当に実在したのだろうか。
シリコンちゃん: えい
ウッキーその3: うきゃー
たとえば感覚神経や脳神経。
盆踊りの輪に見かけない人がいるのだが、どうやっても顔を見ることができない。
シリコンちゃん: えい
ウッキーその4: うきゃー