ロマンの生物学(3) ~不死化のための遺伝子の調整について~
前回までのように、人間を死ななくするには、単純に寿命遺伝子を削除するだけでは、いろいろと不都合が起こるようである。
このうち生まれてこれなくなる不都合に対しては、生まれてちょうど良くオトナになった頃合いで、人工ウィルスを感染させて寿命遺伝子を無力化することで対処できるかもしれない。
だいたい死ななくなったにしても、最初の1万年は赤ちゃんですとか、寝たきりになってからが丈夫ですとかでは、あんまり楽しくないであろう。
だから人生のどこかの時点で寿命を解除することが、人間を死ななく