教わる前に学べ!高校生に必要な学習スキルとは?
◆授業に頼るな!自学に目覚めよ!
ズバリ結論から言います。
高校生に必要な学習スキルは「自学力」です!
以上です!
・・・と締めてもいいくらい、今回はこれだけです。
私が言う自学力とは「自ら学ぶ力」の略です。教わった通りに覚えるのが小学生、教わって応用するのが中学生だとするなら、高校生は手元の教科書や参考書、あるいは資料を自ら手に取って、読んで調べて深く深く追究する学びを要求されているグレードだということを分かってほしい。
高校の授業が詳しく教えてくれないと嘆き訴える生徒もいますが、そんなのは当然中の当然なのです。
じゃあ高校の授業なんて無意味じゃないか!?
いえいえ、きちんとした先生ならば、生徒たちが自力で学び取るためのヒントやエッセンスを提供してくれているのです。(ホントに無意味な授業をする先生もいないことはないでしょうが・・・)
要するに、授業に頼るな!ということです。
授業を受けるなという意味ではありませんよ。ただそれがすべてではないということです。受けた授業を咀嚼し、飲み込んで栄養にするまでが勉強です。小中学校の間は、点滴を受けていたようなものです。高校生になってようやく自分の歯で噛み砕く必要が出てきたのです。
ひな鳥から、親鳥へ・・・
そんなところでしょうか?
◆テスト勉強は試行錯誤の場
定期テストの勉強も、高校生になれば科目も分野も増えて大変です。だからこそ普段の学習において、学校で学んだことだけではなく、学校指定の問題集を指示の有無にかかわらず自力でやりこみ、それで不足があるならば自分にあった参考書を見つけて進めていく能動的な姿勢が要求されます。
分からないことは先生に質問したり調べたりしてどん欲に解決していく! そこから始まるのが高校の勉強です。
教わる前に試行錯誤するのです。
中学までにそういう能動的な学習姿勢を身に付けた子であれば、高校から最強です。高校デビューも夢ではない♬
◆親は途中で手出しをしないこと
保護者の意識改革も必要です。
子どもの能動的な学習姿勢を生み出すためには、先回りの指示やダメ出しを意識的に減らしていくべきです。
小学生のうちはまだ親の力が要求されます。しかし中学~高校と進級していく中で、親の立場もアップグレードしたいですね。
もちろんきっかけを与えたり、客観的な評価を下すのは親として当然の役割です。しかし、その道中にまで登場してはいけません。判断、試行錯誤は子どもたちにとって大切な学習スキルです。
ある意味、高校受験という時期は良いきっかけなのかもしれません。
学習塾に入れるという目的も、単に成績を上げるだけではなく、自学力を育むというオプションを設けることで一段階上のレベルに達するでしょう。
ちなみに私は、学習塾とは「自学力を育むトレーニングの場」であるべきと考えています。それがメインテーマかもしれません。
受験合格、成績アップは、それなくして真に手に入らないものではないかなと。
名学館 庄内通校 おや塾オンライン
家庭学習問題研究会(いえもん)
塾長 白藤 和成
TEL 052(521)5519
【名学館 庄内通校とは】
名古屋市西区の大学受験・高校受験専門 個別指導塾 名学館 庄内通校の塾長、白藤和成です。2005年9月に開校以来現在まで600名を超える若者たちと学習に励み、保護者の方からの学習・子育て相談を数えきれないくらい経験してきました。
そこから私が学んできた様々なノウハウ、知識などを皆様に還元できればと思っています。