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独学でデッサンを学び直す①

なぜ今更、デッサンなのか


きっかけ

 

後回しにしていた


 美術教育に携わっていると、絵やイラストが上手である前提で仕事の依頼が来ることがある。しかし全く絵は得意ではなく、むしろ苦手で絵やデザインをする仕事を依頼されると、負担に感じることが多い。 

「絵はあまり得意ではないので、他の人に頼んでくれませんか」
と真面目に話しても、「そんなこと言っても描けるんでしょう」と返されてしまう。
 
 具体的な場面としては「航空写真」「文集の表紙」「イベントのTシャツ」「作品解説」「送別の色紙に描く似顔絵」などである。

 美術教員=絵が上手いというバイヤスがかかていると感じる。

これも後回しにしていた言い訳です。

 ただ学問の分野は細分化してるので

 音楽の教員と話す機会もよくあるのだが、音楽の先生でピアノに苦手意識を持っている方は意外に多い。詳しく話を聞くと、音大では専門分野が細分化されており、声楽科やフルート科などではピアノ演奏を基礎科目であり、ピアノが得意な音楽の先生ばかりではないらしい。


 スキルとして必要で学ばなければならないが、後回しにしていたことありませんか?

 まさに私のそれがデッサンがそれでした。

 描くことを避けてきて、どこか絵は才能ではないかと考えていたからである。つまり絵を描くことが逃げ続けてきた。

 なぜ避けることが可能であったか?
デジタルツールを活用し、自らデッサンすることなく、その場を乗り切ってきたからです。

 デッサンはできないが、イラストレーターで画像を元にトレースしたり生成AIなどで画像を作ることで仕事は回っていた。

 科目履修生として学部でデッサン基礎科目を学びましたが、単位を取るための学習でした。 

プロダクトデザインを学んだから


 大学院に通い、プロダクトデザインを学んだ経験から、自分ので考えた形を絵で表現できるようになりたいと考え始めた。
 
 それは、プロダクトデザインの授業で実社会でデザイナーとして活躍する方と接する機会があったからです。

 絵を描くことは、自分が製品化したいサービスやプロダクトの形や色を人に伝えるツールであった。作りたいものを思考し、整理するために絵を描いていた。

文字だけでなく絵やイラストで伝えたくなった

 文字で伝えることは、義務教育の作文や学部の課題レポート、業務報告など日常的に行なっているが、私が出会った、デザイナーの方は文字を扱うように絵で、自分の思いを表現していた。

絵で見ると直感的に伝わる。

 人間が描いた絵には、言葉だけでは伝わらない、熱量があります。

まとめ

 美術教育に携わっていると、イラストで道具の使い方、授業イメージを表現する方は多かった。美大でデッサンを真面目に学ばないと無理だと諦めていたが、

 この夏休みにもう一度、デッサンを基礎から学んでみようと思う。

 この書籍に「不恰好でも望ましいことをする」「下手でも踏み出す」とある。

 noteで下手を晒します。

次回は教材選びの記事を書きます。


 

 

 

 


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