532杯目:【子育て】今を生きている人に、今の人、昔の人の区分けはない・・・
社会生活において、同年代の人もいれば、ひと世代違う人もいれば、ふた世代も違う人もいる。
それは当然ですね。
ましてや、それが子育てと言ったら、子供とはひと世代違うのは基本的には確定している。
そうすると、わが子とは言えどジェネレーションギャップを感じることは多々あります。
そこで、よく言われるフレーズ…
『今の人は・・・』
自分はこのフレーズがイマイチ腑に落ちない。
もちろん子供とは25年くらいからの年齢差があるのだから、ジェネレーションギャップを感じる事があるのは当然だと思います。
でも、ジェネレーションギャップは感じても、諦めて良いんだということにはならないと思います。
『今の人は・・・』
と言った時点で、思った時点で、そこには諦めという思考停止状態が生じてきているのではないかと思います。
同じ時代、同じ今という時間をお互い生きている時点で、みんなが今の人なんだと自分は思うのです。
ジェネレーションギャップというのは、それぞれが生きてきた背景のズレなだけで、『今の人は・・・』と、子に愚痴っている親も、その親の年代上の人から見れば、『今の人は・・・』って今も言われていると思う。
そういうものなんですね。
だから、『今の人は・・・』という愚痴に正解なんてないのだと思うし、そのように考えるのは思考停止以外の何物でもないと思う。
食べ物がなくて苦労して育った世代も、テレビが当たり前の世代も、スマホが当たり前の世代も、現在世界を折檻しているコロナ禍という時代をと時間を共有しているのは同じ。
育った背景が違うから考え方や行動が違うだけで、食べ物がなくて苦労して育った世代の人も、生まれてくるのが75年!?遅かったら、きっとスマホが当たり前の人と同じ思考で行動をすると思う。
だから、育った背景の違いを考慮しないで、世代の違う人を否定するというのは間違いだと思います。
そういう思考だと、本当現代は息苦しいでしょうね。
それを強く主張すれば、今ある言葉で『老害』ってことなのだと思います。
【子育て】とタイトルを付けたのに、ちょっと寄り道していましたね。
子供と話していて、意見が合わないことはよくあります。
ただ、それは特別なことでもなんでもないのです。
『今の子はスマホがあるから…』と、いま愚痴っている親は、子供の時に『今の子はテレビがあるから…』と親から愚痴られていたんですよ。
きっとそれの繰り返しなだけで、背景がテレビがスマホに変わっただけ。
だから『今の子は・・・』と、そこで考えることをやめた諦めの愚痴は、無駄でしかないと自分は思っています。
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