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866杯目:【読書】子供の頃からあった本屋さんが1軒先日終わった…

昨年、Kindleペーパーホワイト購入を機に復活した自分の読書熱。
本だけでなく、それにまつわるものにも興味が出てきた。

読書をする場所
読書のお供のコーヒー
本屋さん…

以前からyoutubeで観ている『文学YouTuberベル』さんの本屋さん巡りの動画を観て、チェーン店ではない個人の本屋さんの魅力を再認識しました。
お店の作りや本の陳列などそれぞれに主人のこだわりがあり、本屋さんを見て歩くのも良いものだなー!って思いました。


本屋さんといえば、今は大手の書店チェーンが自分の住んでいる地域でもほとんどですが、自分が子供の頃は『〇〇書店』と主人の苗字がついた名前の本屋さんしかありませんでした。

まだ読書に興味のない子供の頃でも、雑誌やコミックを読むのは好きだったので本屋さんに行くというのはウキウキワクワク期待しかない場所でした。

なので自分の住んでいる地域に昔からある本屋さんには思い入れや思い出がたくさんあります。

当時、自分の住んでいる地域での本屋さんはどこも開店時間は午前10時。
しかし、毎月発売日を楽しみにしていた月刊誌を5分でも10分でも早く手に取って読みたい自分は、まだ開店前30分で本の整理をしている本屋さんに寄って、『すみません、今日発売の〇〇という本を買いたいんですけど…』というと本屋のご主人は『はいよ!』って言って、まだ忙しなく開店準備をしている途中なのに、欲しかった本を売ってくれた。
その日から、毎月○日の月刊誌発売日はその本屋さんで開店時間前に購入するようになった。
もちろん他の本が欲しい時もそこで…

そんな本屋さんとの思い出があり、個人の〇〇書店だからできたことだろう。
現在、本好きのお客さま方が、大型書店チェーンの自動ドアの前で開店時間を『寒い寒い』とか言いながら立って待っているのを見ると、子供の頃経験した古き良き時代を思い出した。

現在は郊外型の大型書店『蔦屋書店』ができたり、本のチェーン店も増えて、個人経営の〇〇書店はだいぶ減りました。

でも、本屋さんで買う本って基本定価販売で購入価格に差がないから、個人書店でも特徴や人との繋がりを持っていれば意外といけるのかな?
なんて、何気なく思っていましたが、先日昔からある個人書店が閉まっているのを見かけました。

そこの個人本屋さんは、住んでいる地域にある3つの高校に駅から通学する全ての学生が自転車で必ず通る場所にあり、チェーン店にはないような参考書とかの取り扱いがあり、どんなに大型書店が来ようとも、なんとなく参考書を探すなら〇〇書店だよね!ってイメージで、自分もそうですが子供もお世話になっていた書店だったので、本棚がなくなって閑散とした店内を見た時は予想以上に寂しく思いました。

なくなってみると思うことは、本を買う場所が一つ減ったではなく、その本屋さんでの思い出、その本屋さんでこの本を買ったなとか主人の顔だとか、いろいろなことが思い出されました。

そして自分の住んでいる地域で、残り1店舗になってしまった個人書店が、開店前に嫌な顔をせず子供の自分に本を売ってくれた本屋さん。
せめて主人が元気なうちはいつまでも頑張って欲しいです。

あー、こんなに思い出の本屋さんが閉店するって淋しんだー…


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貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。