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ロバート・ダウニー・ジュニアもエマ・ストーンも決めつけないで自分の目で見て判断したほうがいいという話

 昨日ロバート・ダウニー・ジュニアの受賞時の振る舞いに関する記事を書きました。

 「あったことのみ」事実として記載したので、「なかったことも記載すべきでは?」というコメントをいただきました。
(コメント嬉しいです。ありがとうございます。)

 これは自分も認識していたのですが、映像のすべてをテキストに起こすのは記事が冗長になるし、嫌悪を煽る記事にもしたくなかったので、「なかったこと」については文章にしませんでした。

 その代わりに普段はnoteのOGPを生かした引用していないのですが、GIFで受賞シーンを掲載しました。
 というのも記事を書くきっかけが、「インターネット上で流れる一部の映像や写真で判断をするのは危険では?」と思ったからです。


ミッシェル・ヨーがコメント

 同じく一部糾弾されていたエマ・ストーンですが、彼女の受賞シーンは、ジェニファー・ローレンスとサリー・フィールドとのハグの後に残りのプレゼンター3人の手を握った映像がカットされているものが多く出回っていました。

 事実ロバート・ダウニー・ジュニアは、前年の受賞者と目を合わせずオスカー像を受け取ったように見え、ティム・ロビンスとサム・ロックウェル以外とは握手やグータッチなどのふれあいはなかったようです。

 ただこれも自分の目で実際に見て投稿をしないと、ほんとうに伝えたいことが伝わらない可能性があります。

 実際にエマ・ストーンの場合、ミッシェル・ヨーがインスタグラムで「親友であるジェニファー・ローレンスと一緒に渡したかった」とコメントしています。

 これもほんまかいなと思う部分が個人的はなくもないですが、実際の映像をしっかり見て、事実かどうか確認の上、投稿をすべきということがよくわかるケースだと思います。

 本件と合わせて国際映画賞を受賞したジョナサン・グレイザー監督が、スピーチでガザ侵攻について触れていましたが、「拍手をしていなかったスターがいる」というポストもよく見ました。

 確かにその発言に対する拍手はまばらのようでしたが、ほんとうに拍手をしていなかったかは映像では確認ができませんでした。

 これも断定して話すのはすごく危険な行為だと思います。

授賞式をちゃんと観ているひとは少ない!?

 さらに付け加えると、アカデミー賞授賞式はNHKで放送されていることがありましたが、もうかなり長い間WOWOWが独占放送しています

 しかし、WOWOWの加入者数は最新のデータで2,453,063人と、Netflixの加入者数を大きく下回る人数です。

 つまり、授賞式全編を日本で鑑賞しているひとはとても少ないと考えるのが妥当です。

 それを考えると、授賞式について投稿しているひとたちが、授賞式をちゃんと観ているのかどうか正直疑問です。

 全編を観ていないと授賞式についてコメントする資格がないというわけではなく、今回のようなセンシティブな内容について投稿する場合には、やはり実際の映像にしっかりあったった方が自分を守るためにも良いのではないかなと思います。

切り取りは前にも

 第92回の授賞式で、受賞したときには式に来なかったエミネムが、"Lose Yourself"のパフォーマンスをしました。

 正直なんで今さら…と思ったひとは多かったと思いましたが、そのパフォーマンスを観たビリー・アイリッシュがしかめ面をしたというツイートがポストされました。

 ですが、これも捏造。

 ビリー・アイリッシュのこの表情は、ホストのブラックジョークに対するものであり、エミネムのパフォーマンスに対するものではありません。

 何が言いたいかというと、インターネット上のデマや切り抜きに騙されないように、授賞式はWOWOWに加入して、ちゃんと自分の目で観ましょうね!という話でした。

 他の配信サービスと比べると確かにちょっと高いですが、いまはテレビがなくても見れますし、WOWOWでしか観れない映像作品も多いので、2月に加入してグラミー賞とアカデミー賞の授賞式を観るのがオススメです。

本日のドレス:ザンドラ・ヒュラー

 主演女優賞にノミネートされた『落下の解剖学』のザンドラ・ヒュラーが来たドレスはメゾン・スキャパレリ。

 創業者のエルザ・スキャパレリは結構攻めたものが多いのですが、これもすごいデザイン。魔女感はどうしても否めませんね…。

 ★(最大:★★★)

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アカデミー賞マニアのひと・デザイナー|ナッカ・ザッカーバーグ
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