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ジャンボニンニクの種採りに挑戦した結果

ジャンボニンニクは、普通のニンニクに比べてかなり大きい球根ができます。
香りが弱いので、無臭ニンニクとも呼ばれるそうです。

スーパーマーケットなどではあまり見かけないので、普通のニンニクと比べると知名度は低いかも。
でも最近では、道の駅などでは結構販売されていることも多いので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんね。

2023年に収穫したジャンボニンニク

種球を買うと結構いい値段です。
だから6月ごろ収穫した球根を取っておいて、また秋に植え付けています。

だけどこのジャンボニンニクは、たくさんの花を咲かせます。
ということは、花を咲かせて種子を採取できれば、すごく沢山のジャンボニンニクが作れるのでは?
そう思いついたら試してみたくなりました。

そして、昨年2023年にも挑戦したジャンボニンニクの種とり。
花が咲いた株を1つだけ残してみたのですが、結果はというと、1つも種が実ることなく終わったのでした。

ところでジャンボニンニクは、ニンニクというよりネギの仲間だそうです。
後日調べたところ、ネギの花は自家不和合性という性質をもっているらしいのです。
自家不和合性というのは、自分の花だけでは受粉できず、他の株の花粉がつかないと実がならない性質です。

なるほどね。1株だけだったから種子ができなかったのかもね。

それで今年は、花芽がついた7株を畑に残してみました。
雨が降っても大丈夫なように、ビニールで覆いも作っておきました。

写真には撮れませんでしたが、ミツバチたちが盛んに来て花から花へ飛び回っていましたので、これなら受粉間違いなし!と安堵していました。

6月1日 ピンクがかった紫色の花。ちょうど開花し始めたところ。

最近、自家採種にハマっている私は、図書館で種とりに関する本を数冊借りてきて読んでいました。
するとそこには、とんでもなくショッキングな記述が!
なんと、ニンニクはほぼ不稔(受粉しても種ができない)だというのです。

6月6日 結構きれいな花が咲きます

けれども花が終わり暫くした頃、花がついていた所に薄緑色のコロンとした膨らみが出来始めました。

7月30日

やった!種ができた!!
もしかしたら、このジャンボニンニクは例外的に種子ができる種類だったりして。
最初はそう喜んでいたのですが、それも束の間。

どうやらその膨らみは、日を追うごとに次々に茶色く変色し、萎んでいってしまうのです。
そして結局、今年も1つも結実せずに終わりました。

こうして、ジャンボニンニクを種子から増やす野望は潰えました。
でもジャンボニンニクには、普通のニンニクと違ってムカゴも出来ますから、種球だけではなく、ムカゴも大切にとっておいて育てていこうと思います。

まぁムカゴからだと、大きくなるまでかなり年数はかかると思いますが。



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