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連続した来世に犬が侵入した

オートマティスム(自動筆記)

フランスの詩人「シュルレアリスム宣言」の起草者 アンドレ・ブルトンにより行われた、眠りながらの口述や、常軌を逸した高速で文章を書く実験。無意識や意識下の世界を反映して出来上がった文や詩から、自分達の過ごす現実の裏側や内側にあると定義された、より過剰な現実、超現実が表現できる。

できるだけ頭を空っぽにしたつもりで、自分は何も考えていない、道理など一切ない、心がそのまま話しかけている、意味のつながりがなくても進む御伽噺と同じだから安心して、無意識になりたくて無意識に憧れて無意識と同じファッションを真似したけど自我まみれの血の流れた記憶だな?

朝起きれなくてずっと遠くに広がる青い海を見ている疲れたので薬を飲んだら身体に溜まっていた炭酸がすっかり消え失せて赤銅色の草原が溶けた 脊椎の目は美しく澄んでいた

最初なんか考えてたからやり直し😸

コンビニ 不法侵入 神経症の鳥 血の繋がった不敬罪は夢から覚めたようで気分が悪い

現実に紛れ込んだ夢の滲みのような、最近の朝は輪郭を失い始めている、生命の死の予兆のような朝、霧のような微睡みに頬を緩めて俺が俺であることを認識する 夢ドリーム ミロのヴィーナスを噛み砕いたみたいなラムネ味

狂気に浸る硬直した甘みを理解している俺は超然的に絶対に生きてる 脳味噌を掬ってインスタのストーリーあげてくれたらいいよ 今かと待ってないで熱帯の乱舞踊ってパーティ会場湧かせろ 連続した来世に犬が侵入した

何言ってんだお前 水面が削られて恐竜の仏像だぞ 真夏の地獄に置き去りにされた時と同じ感覚 鼻腔を鋭く研ぎ澄ます放射冷却で世界の片隅を そこでワロエ! お前だけずっと一人♡

スピリタスの瓶で高層ビルの一点に配置された社長の脳天を叩き割る 悪徳の微笑み 不条理の乱立 錯綜した真実  JR総武線が東京の端を通過する時に思い切り車体を乱高下して蛇行した際に怪我をした人間は悪魔に転生した 通信エラーによる破壊 意味がわからねえことを必死な顔して叫ぶな 戯言は重力の無駄 1リットルの魂くれ

嘘つきって言ったやつが嘘つきになる教室

夢を見ながら死ぬと夢の中で飽くまで暮らせる 27階から俺を乗せたふかふかのベッドを落として!そしたら地面が泥みてえに柔らかくなって 浮いて破裂して泣き喚いて誰もいなくなったみたいな気持ちになって馬鹿の一つ覚えのようにゲリラ豪雨が降って止んだあとに焚き火が出現して俺の右手を焼いてバースデーチキンとして妹に捧げた

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