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人類への薬物混入

日本経済新聞社発行「 美の巨人たち 」テレビ東京編から第2話で紹介されている、大正の天才オリオンズ「村山槐多・関根正二・高間筆子」の、高間筆子についてより。

・画家の名は高間筆子(1900~22年)。
大正11(1922)年に21歳で逝ってしまった人です。
その短い生涯の中で、多くの絵を残したといわれていますが、彼女の絵を実際に見た人すら、今はもう存在していないのです。

≪ 略 ≫

・家は「丸惣」という大きな回漕問屋で、幼い頃から稽古ごとに親しむという、商家の娘らしい少女時代を過ごしました。
何かに秀でていたわけでもなく、ごく普通の子供だったのです。
・劇的に変わったのは、女学校を卒業した2年後の18歳の時。
きっかけは、恐ろしい病でした。
当時、ヨーロッパでは流行性の感冒が流行っていました。
「 スペイン風邪 」と呼ばれたインフルエンザです。

≪ 略 ≫

・その年の秋、筆子はスペイン風邪に襲われたのです。
高熱に浮かされた彼女は、強度の興奮状態に陥ったといいます。

≪ 略 ≫

・闘病生活を経て、ようやく回復した筆子は、画家だった一番上の兄のアトリエに通い始めます。

≪ 略 ≫

・「 その頃日本画を少し描いていたのを私が見て、何か見つめてみるものがあるように思ったので、木炭のほうがお前にはよさそうだからと、木炭紙と木炭を与えたのです。 」
筆子は、張り付いていた心の膜が剥がれたように、突然、描き始めたのです。

≪ 略 ≫

・筆子は、取り憑かれたように絵に没頭していきます。
画材道具を箱車に詰め、病み上がりの熱っぽい体を抱え、つんのめるような姿で、外を駆け回っていました。

≪ 略 ≫

・人間を描きたいという欲求が強かったのか、筆子は、画学校で裸体画の教室に通い始めます。
彼女の目を虜にしたのは、男性の裸体でした。
ひるむことも恥じることもなく、食い入るように見つめたのです。
画家の萬鐵五郎をして、「 只事ではない 」と言わしめた筆子の裸体画。

≪ 略 ≫

・大正11年の4月。
筆子は展覧会に出品するために、猛然と絵を描き始めます。

≪ 略 ≫

・そして再び、スペイン風邪に襲われたのです。
  熱が出たから一そううまく
  描けるだらう あゝうれしい
また強度の興奮状態に陥ってしまったのです。
「 その時、筆子はふだんの寝巻姿のまま布団の上にきちんと正座して、例によって何か口の中でブツブツとつぶやいていました。 」
「 私が障子をしめて自分の部屋に戻ろうとしたとき、突然アァッとかウォォとかいう大きな声を発したかと思うと・・・・・・ 」
(次兄の高間米太郎氏の回想)
筆子は突発的に2階の窓から飛び降りたのです。
享年二十歳。

≪ 略 ≫

・筆子の絵は、関東大震災と戦災によってすべて失われ、一冊の詩画集だけが残されました。

≪ 略 ≫

・描いた時間は、病と病の間に生まれたわずか2年間。
まるで天から与えられた猶予の中で燃えさかった命です。


抜粋終了です。

えっと・・・
東京世田谷に、絵のない美術館「 高間筆子館 」があるそうです。
世界でも珍しい美術館だそうです。
絵が無いからね。

特にたいした意味合いで、載せた訳でありません。
( フィクションでこういう部位が書ければ凄いなぁ )

タミフルという薬は、1996年開発です。

せん妄 (せんもう、譫妄)という、意識混濁で幻覚・錯覚が見られるような状態があります。
一過性のもので、これ自体は特に医学的に問題ないとされています。

わたくし事ですが中学の頃に一度、熱にうなされ精神興奮状態になり、手の平にウジが湧く幻覚で逃げ惑う体験した事があります。
( 幻覚に虫系が多いのは、ナゼだろう? )

後にせん妄という症状だと、解かったのですが・・・。

多分、飢餓状態で見る幻覚も、これに類するものだと思います。

不思議なのがメディアにおいて、マスコミや専門家が高熱に浮かされた時に、こういう症状が出る可能性を述べない事です。

上記の高間筆子は、2階から飛び降り命を亡くしました。
( 運が悪かったんですね )

住居の高層化・インフルエンザ流行の頻度・経験豊富な医師不足、等が重要な要因かも知れません。

今でも極たまに、結核に掛かる人がいるらしいですが、結核患者を診たことがない医師が殆どとなり、風邪や肺炎と誤診するそうです。

まあ、だから何だ?と思い、敢えて意味を探しますと。

タミフルを使おうが使わまいが、インフルエンザで飛び降りる可能性が、あるという事です。
( なぜ?飛び降りる行動が発生するのかも、謎です。 )

今宵はここまで。

注・抜粋部分は飛び降りに焦点を向けています。
  高間筆子がどの様な画業を行なったか等は、省いてあります。


◎以上が2007年mixiに、投稿した文です。

タミフルという薬が急に出てきて「 何のこっちゃ? 」と感じたでしょう。
それは当然です、12年前の文章なんですから。

当時、タミフル(インフルエンザ薬)の副作用として、高所から飛び降りる現象があるとメディアで騒がれました。

下記は現在のタミフルについて

厚生労働省の有識者会議は2018年5月16日、インフルエンザ治療薬「タミフル」の10代への使用制限を解除する方針を決めた。薬をのんだ子どもがベランダから転落するなど異常行動が相次ぎ、2007年から10代への使用を原則禁止してきたが、タミフルによって異常行動が起きると結論づけられないと判断した。厚労省は年内にも添付文書の改訂を製薬会社に指示する。《 朝日新聞デジタル 》

昔の文章を引っ張り出してきたのは、何故かと云うと・・・
私は今、芸術から精神の世界にフィールドを移し、思考を重ねてます。
特にうつ病の謎を解明しようとしており、その中核はもう観えています。

それでも多くの具体的な部分が手付かずです。

うつ病薬もタミフルと同じく、副作用で自殺すると唱える医学者がいると知り、このタミフル高間筆子の文を思い出しました。

「 因果関係が無いと思うよ 」
もう少し、広く見識ある人達で判断したら?
という感じがタミフル高間筆子のネタです。

「 因果関係が解らないは、無いとは断言していない 」
というのが、12年経った私の感想です。

薬というのは、ホント厄介なんです。
薬学・医学等の専門家でも、謎が多く本当は解ってないのです。

すごく簡単な話をすると、うつを治す成分があるなら、うつに侵す成分もあるという事なんです。

ちなみに現代の薬は、戦争ビジネスを超える巨額ビックマネーが動きます。

私は頭痛が多いのですが、タバコ吸い過ぎも原因かなと、よく頭痛薬を飲む人間なので・・・゚(´・ω・`)

薬も科学の進歩の証です。



という訳で・・・
100年前と10年前と現代
芸術と社会と科学と医学と精神の~お話でした。


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