気功入門4「リラックスと呼吸法」象気功
リラックス
いわゆる緊張の反対である。
それで、丹田でも書いたのであるが、氣を出すには「緊張して脳に集中している意識」を下ろさなきゃだめなのである。
緊張してれば当たり前の話しで、筋肉や内臓、手足の毛細血管が締まって血液は脳に集まるわけである。
そうなると、氣は出ないのである。
「氣とは何か?」の章で解説している通り、氣は人間の場合、主に毛細血管の中を血液が通る時の波動であるから、毛細血管が締まって血液が血管の中で渋滞を起こしていては、氣が生まれるわけがないのである。
ううむ、まあ、このことは十数年前からあたしが言いまくったので、今では常識かもしれないが、とにもかくにも、いつものように十分に自画自賛して気持ちよくなったところで、つまり、緊張した状態では氣を感じることも出来ないし、氣を出すこともできないということである。
この「氣を出す」というのは氣を体の外に放出すると言う意味ではなく、氣を体内に発生させるということである。
気功治療師になって患者に治療するとか、インチキ宗教家になって信者に氣を当ててお布施を集めるとかの目的がないのであれば、体から氣を放出しても自分自身にはあまり意味がないのである。
一部の気功や呼吸法や宗教で手かざしなんかでお互いに氣を当てて治療したり、お互いの血行をよくするという方法がないではないが、まあ、趣味の問題なので、やってみたい人はやってみることを一概に止めはしませんがお勧めもしないのである。
たとえ それで仲間や信者が飛んだりしてもそれが、奇跡だとか神の力だとか思い込むのはお止めなさい。
氣にある程度習熟すると当たり前のことである。
話を元に戻すのである。
それではリラックスするにはどうするか?
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