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気功入門「タックイン・骨盤前傾と骨盤後傾」図解入り・象気功

「タックイン」は気功あるいは「氣」を習得するためには非常に重要な要素である。

また、タックインはダンスやバレエにおいて、正しい姿勢を作るためのダンス用語である。

「骨盤前傾と骨盤後傾」は、骨盤が前後に傾く状態を表す言葉である。

骨盤前傾とは骨盤が前に傾いている状態、骨盤後傾とは骨盤が後ろに傾いている状態を指す。

骨盤前傾は女性に多く、現代の座りがちな生活習慣や不適切な体の使い方に起因すると言われている。

骨盤後傾は、加齢や運動不足で腸腰筋や大腿直筋が萎縮し、骨盤周りの筋肉の緊張のバランスが崩れることで起こると考えられている。

また、骨盤前傾と骨盤後傾は、筋肉の緊張状態によっても引き起こされる場合がある。

筋肉の緊張状態は、筋肉が強すぎる場合や、加齢等で逆に使わないために硬縮した状態でも生じるのである。

骨盤前傾は、大腿四頭筋が裏側のハムストリングス(大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)よりも緊張し、骨盤が前に引っ張られている状態である。

一方、骨盤後傾は、逆にハムストリングスが大腿四頭筋よりも緊張し、骨盤が後ろに引っ張られている状態である。

骨盤前傾と骨盤後傾は、腰椎の状態にも影響を与え、過度な骨盤前傾と骨盤後傾は腰痛などの原因ともなる。

骨盤前傾になると腰椎は前面が伸展位(関節が伸びた状態)になり、反り腰になりやすくなる。

過度な骨盤前傾(へっぴり腰)

いわゆるへっぴり腰である。

気功や太極拳や武道においては最もしてはいけない姿勢である。

また、多くの腰痛がこの姿勢から引き起こされるのである。

だから、人によっては気功云々よりも腰痛改善効果が得られる場合もあるわけである。

反対に過度な骨盤後傾になると腰椎は屈曲位になり、猫背になりやすくなる。

過度な骨盤後傾

分かりやすい例は、加齢により腰と背中が曲がった老人の姿勢である。

もちろん、過剰な骨盤前傾も骨盤後傾も、気功云々以前に健康上によろしくないのは言うまでもないことである。

正常な姿勢を保つことが何事においても重要であるが、正常に保つためには骨盤の前傾と後傾を正しく理解する必要があるわけである。


さて、骨盤前傾と骨盤後傾の基本的な知識をを解説したところで、次は本題の「タックイン」である。

ご存じの方はご存じの通り、かつてあたしは気功教室開催していたのであるが、世界選手権出場経験を持つA級競技ダンサーとしてダンス教室も開催していたのである。

あらゆるダンスの大本であるバレエは身体操作の究極であり、ダンスと気功は身体の使い方で非常に共通することが多いのである。

あたしら競技ダンサーが正中線を作るために最初に教わることがタックインである。

タックイン・Tuck in は「押し込む」という意味である。

骨盤あるいは尻を前に押し込むのである。

とにかく気功を解説するうえではタックインを解説しないことには始まらないのである。

タックインは気功を習得するにおいて非常に重要な要素である。

また、タックインによりバランスが整い、全身の筋力が向上するので日常生活にも必須のことである。

バランスというのは取りも直さず正中線が整うということである。

正中線が整うということは、丹田ができ、氣が下がり、精神が安定するということである。

つまり、タックインにより氣が溢れ、氣を習得することができるのである。

さて、なぜタックインが気功において重要なのか、なぜタックインでバランスが整いなぜ筋力が向上するのかということも含めて正しいタックインの方法を、全身のチャクラ暴発による大覚醒でなんでも見えると言い張るタックイン気功師象師匠がミラクルな気功ステップを踏みながら解説するのである。


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