バリューズカードで部門長と若手社員の価値観を比べてみた。
はじめまして! 去年の4月に入社した新人3人と若手社員で結成された社内報チームでオープン社内報を作成しました。今回のテーマは「部門長と若手社員の価値観を比べてみた。」です。
バリューズカードというカードゲームを部門長の皆さま(4名)と若手社員(4名)でそれぞれプレイし、その結果から価値観を比較していきます。
テーマを考える中で「部門長の皆さまのことをもっと知りたいよね!」という意見が多くあり、“大事にしている価値観や考え方を聞き出す”という企画を思いつきました。はじめはランチにお誘いしたらどうかという意見もありましたが、やっぱり緊張する……。
そういった経緯もあり、以前若手社員だけでプレイしたことがある、バリューズカード(自分の価値観を知ることのできるカードゲーム)を使って、お互いの価値観を比較してみたら面白いのではないかという話にまとまりました。
社会人経験豊富な部門長の皆さまと若手社員。それぞれの価値観に違いはあるのか?それとも意外な共通点があるのか?是非、最後まで読んでみてくださいね!
バリューズカードとは?
以前、若手社員でプレイしたことがありとても盛り上がったため、今回の企画にも用いることにしました。その時の様子は以前の記事をご覧ください。
今回の参加者(部門長の皆さま)
※社内報チームはプレイには参加せず、取材のセッティングやルール説明を担当しています。
ゲームプレイの様子
まずは司会者によるゲームのルール説明から。
司会者:「皆さまには、様々な価値観のキーワードが書かれたカードを手に取っていただきます。山札から順番にお引きいただき、常に手元に5枚のカードのみを残してください。手元に残すカードのテーマは、『大切にしている価値観』です。最後に手元に残った5枚のカードを発表していただきます!」
倉持:「なんか恥ずかしいねえ」
取材日の11月11日(ポッキーの日)にちなんで用意した、手が汚れにくいお菓子たちをお供にゲームスタート!
安齋:「えぇ~難しいなあ、捨てるカードが無いよ」
安藤:「あら、それ捨てちゃうの?!」
迷いの表情を浮かべる部門長の皆さま……。
亀田:「これは簡単だったな」
豊富な人生経験からか、決断力が垣間見える一幕も。
当初の予定よりも早めに山札を引き終わった所でゲーム終了。
さあ、手札に残ったのは……?!
カードの公開
まずは部門長の手札に残った5枚のカードを発表します。
さらに5枚のカードから一番大切にしている価値観を選んでもらいました。
安藤さんは「ポジティブ」「挑戦」「豊かさ」「信頼」「調和」の5枚を選びました。一番大切にしている価値観として「ポジティブ」のカードを選びました。
亀田さんは「謙虚」「誠実」「幸せ」「優しさ」「共感」の5枚を選びました。一番大切にしている価値観として「謙虚」のカードを選びました。
倉持さんは「健康」「仕事」「利他的」「尊敬」「友情」の5枚を選びました。一番大切にしている価値観として「健康」のカードを選びました。
安齋さんは「家族」「愛」「責任感」「感謝」「寛容」の5枚を選びました。一番大切にしている価値観として「家族」のカードを選びました。
若手社員は事前にバリューズカードをプレイしており、その時に選んだ5枚のカードを発表しました。
小林は「誠実」「努力」「感謝」「自律」「冷静」の5枚を選びました。
一番大切にしている価値観として「誠実」のカードを選びました。
大野は「幸せ」「感謝」「努力」「冷静」「健康」の5枚を選びました。
一番大切にしている価値観として「幸せ」のカードを選びました。
角田は「本能的」「オープン」「愛」「ポジティブ」「謙虚」の5枚を選びました。一番大切にしている価値観として「本能的」のカードを選びました。
林は「優しさ」「信頼」「経験」「公平性」「思考」の5枚を選びました。一番大切にしている価値観として「優しさ」のカードを選びました。
価値観の比較
部門長の皆さまは自分の中の価値観が定まっているのか、かなりテンポよく自身の価値観を選択されていたのに対し、若手社員は長い時間悩み抜いて泣く泣く5つの価値観を選び抜きました。
部門長の価値観と若手社員の価値観を比較してみると、一見はっきりとした差はないように見えます。しかし、全体を通して見ると5つの価値観のまとまり方や根本的な価値観に対する考え方が異なっているのを感じました。
特に印象的だったのは若手社員が手を伸ばさなかった「家族」や「友情」を部門長の皆さまが迷いなく選ばれたことです。
我々よりも長らく人生を歩んできた方々の選ぶ価値観やそれらに基づく考えはどれもハッとしましたが、その中でもこれまで出会った人たちとの繋がりや共有した思い出を、自身の中で価値あるものとして大切にしていることに深く感銘を受けました。
また、若手社員は「努力」「自律」「冷静」「思考」といった他者が介入しない領域、いわば個々の力量が発揮されるような価値観を多数選択している傾向があります。
一方で部門長の皆さまは、「信頼」「共感」「利他的」「寛容」等を選ばれており、相手を信じ理解すること、他者との関係性の根本的なあり方を深く重要視している点に若手社員との違いがあり、これまで培ってきた経験や成果の厚さを感じました。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
価値観は変化するものですが、現時点でのお互いの価値観を共有することで以前より更に距離を縮めることができたのではないかと思います。
一人一人の価値観を肯定し、尊重すること。そして自分自身の価値観(行動基準や思考基準)をさらけ出すことで、相手のことをより身近に想うようになりました。
今回のバリューズカードは価値観のずれに違和感を見出すのではなく、価値観の違いを認識し良い方向で相互理解を深めるきっかけになったと考えています。