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【超断酒技】誰でも出来る初期離脱の乗り切り方とは?
こんにちは、244です。酒を断つと決めた時に一番最初にぶつかる大きな壁、初期離脱についてお話します。
「酒なんてやめてやる!」
と高らかに宣言しても、これを克服するのは難しいと言われています。最大の難敵ともいえるアルコールの初期離脱にぶち当たるからです。
私も現在の断酒が軌道に乗る前までは、何百回と禁酒・断酒したか分かりません。やめようと思ってから足掛け10年分くらいは足掻いていたような気もします。
但し「人生最大限の本気でやめよう!」と取り組んだのは、今回の断酒が最初かもしれません。本気度で断酒の深さも変わってきます。これは断言します。じゃないと5年も継続できませんし、この先も断酒を続けることは不可能だと思います。
そして私は酒を二度と飲むこともないでしょう。
もう我慢ではないのです。解放されたのです。アルコールの呪縛から。
それほどに酒を飲むことは私の人生軌道から外れました。
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もう二度と向こうからやってくることはありません
アルコールの初期離脱とは?
では、初期離脱とはどのようなものなのでしょうか。見てみましょう。
アルコール離脱の基本的特徴は、長期にわたって大量のアルコールを使用している人が突然、アルコールの使用をやめたり、使用量を減らしたりした時に現れる不快な症状です。
症状は人によってさまざまですが、手の震えは典型的です。ほかに、自律神経系過活動(発汗や脈拍の増加など)、振戦(震え、神経過敏など)、不眠、吐き気や嘔吐などが挙げられます。
精神的に興奮したり、不安になったり、知覚症状(妄想、幻覚など)が現れたりする人もいます。また、てんかんに見られるようなけいれん(全般性強直間代発作)が生じることもあります。
(中略)
典型的には、断酒後6~8時間で振戦が現れ、8~12時間で知覚症状など、12~24時間で発作、72時間以内に振戦せん妄が出現します。
なお、急性症状が治まった後も、3~6カ月にわたって不安、不眠、自律神経機能異常などが続く人もいます。
図解で言うとこんな感じ。
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振戦(主に震え)は人によりまちまちです。私はたまたまかもしれませんが、殆どありませんでした(なくとも欲求は残ります)。しばらく眠れないことがありましたが、それも1週間程度で何とか落ち着きます。
この初期離脱が断酒で一番苦しい期間でしょう。
余りにもしんどくなり、多くの人はまた酒に手を出してしまいます。酒を飲むと一旦気分が和らぎ落ち着きます。そしてまた数時間か経つと体がだるくなったり苦しくなり、再度酒を注入。この繰り返し。酒がやめられないサイクルです。
さらにこれがエスカレートすると、山型飲酒を引き起こすことになります。
山型(連続)飲酒とは?
飲酒欲求が強まると、常に飲酒をしていないと調子が出ないといったような連続飲酒発作を生じます。さらに身体的限界が来るまで酒を飲み続け、体がアルコールを受け付けなくなるとまた酒を飲み続けるといった、山型飲酒サイクルをとることもあります。
酒を飲んでいて一番つらいのは、山型飲酒かもしれません。これ以上飲みたくなくても飲んでしまう。飲めなくなるまで飲んでしまう。もう何も入らない。出すものもない。完全に体が酒に乗っ取られている恐ろしい状態です。
「今夜、すべてのバーで」の主人公・小島容も黄色い胃液を吐き出してもなお酒を呷っていました(その後病院に運ばれますが)。あれも典型的な山型・連続飲酒です。
とにかく言えることは、この段階まで陥る前に酒をやめることです。酒は楽なうちにやめるに越したことはありません(が、ドラッグ同然の酒を断ち切る難しさがあるのもまた悩ましいのですよね・・・)。
初期離脱を乗り切るには?
私のケースですが、まず酒をやめる、二度と飲まないと決める。自分の中で決め切ると決意することです。
それからはとにかく水を飲む。
炭酸水やコーヒーなどでも良いのですが、水が一番おススメです。ベタな戦術かもしれませんが、私にとってはこれが有効でした。水を飲んではトイレに行っていました。
溺れるくらい水を飲み、また食べ物を腹に詰め込んでいました。食べ物なら何でもいいです。おなか一杯にすることで酒の入る余地をなくしていました。
何とかこの期間を踏ん張りましょう(としか言いようがありません)。この地獄の初期離脱緊張期を脱してもらいたいと思います。
その間、最大の敵は欲求のみならず時間です。今まで飲んでいた時間(及び酔い覚ましやその他の関連時間)が残り、圧倒的に手余り感が続出します。そこで多くの人はスリップをしてしまうのですが、その場合は以下を試してみてください。いずれもシンプルなものです。
読書
掃除
散歩(またはサイクリング)
いきなり筋トレやランニングは難しいです。また、TV視聴はやめておきましょう。酒がすぐに出てきてしまいます。ネットも合間のCMや動画広告などが入ってきてしまう恐れがあります。出来るだけ酒に関するものから離れることです。
私は外の散歩・軽めのジョグや読書をしつつの水がぶ飲みでした。
1~2週間の悪戦苦闘の末、無事初期離脱を通り抜ければ、酒は「過去のもの」「自分とは関係ないもの」に変わっていきます。
時間を埋める作業をする
しらふになり、フラットになった脳で、徹底して「私はあんなものに騙されていたのか」と思い返す作業を繰り返し行います。
私はアルコール依存に関する本を多読しました。そこでアルコールの正体を自分なりに暴きまくって対抗。酒に対する正当な知識を身に付ける=理論武装することにしました。
すると、酒のことが嫌いになるというより、何も考えずにただ飲んでいた自分がバカらしい気持ちが湧き上がってきました。嫌悪感ではなくて冷めた気持ちですね。
「酒は裏切らない」「酒は唯一無二の友」と思って、酒瓶にしがみついていたのに、手放してしまうと一気に気持ちは冷めた方向に向かいます。まるで冷え切ってしまった別れ際のカップルのように・・・。
そうなったらこちらは勝ったも同然です。相手(酒)の方から逃げ出していきます。
私はそれに気づいてからは、飲酒欲求がかなりサッパリと消えていきました。
スキの反対は無関心
酒は徹底して無視の方向でOKです。酒を賛美するTVや飲んだくれの人、飲み屋の並ぶ繁華街など・・・全て無視です。
イチイチむきになって「酒なんか大嫌い!」と思う必要もなし。酒はあなたのことを見ていません。ただ「おいでおいで」と手ぐすね引いて待っているだけです。嫌らしい奴なんですよ。私も何度引っ張られたことか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。私はあなたの無関心ではなく「スキ」を希望しております。執筆の励みになりますのでよろしくお願いします。ではまた!