帰国。そして久々の就活。
諸事情により、日本に本帰国した。
今はアルバイトを掛け持ちするフリーターをやっている。
大学時代、いろいろあって
実は人生初アルバイト探しだったのだが、
いまだに悶々としていることがあるため
ここに記す。
現在、私は金髪であるため、
一応気を遣ってバックヤード系の仕事を選んで
応募していたのだが、
まあ金髪ということで一発アウトを食らう食らう。
見た目に関して特に記載がないところに応募すると
大体落とされた。
中でも驚愕だったのはユニクロ。
海外進出を進める世界第3位のアパレルブランドだ。
日本のユニクロで
金髪の店員を見かけたことがあったため
まさかそんな、黒髪の人にだけ課すような
しょうもないルールを言う企業とは1mmも思わず、
また応募要項にも
見た目に関するルールの記載がなかったため、
普通に応募して、普通に落とされた。
もちろんバックヤードの短期バイトだ。
採用担当の方はとても良い方で
丁寧に、そしてとても言いにくそうに
髪色についての規定を説明してくれた。
帰り道にユニクロの「身だしなみ」に関するQ&Aを見てみると、
だそうだ。
色味の指定があるのも興味深いが
6トーンまでしかダメとは、染めさせる気ゼロである。
それに「身だしなみ」という表現もだいぶ気になる。
7トーン以上の髪色、青や赤などの色味の髪色は
人に不快感を与える・・・と。
なるほどですね!
大好きだったユニクロ。
さようならユニクロ。
ということで、これからは
ユニクロではなくH&Mに行くことにした。
ちなみにジーンズは、H&Mが良いと個人的に思っている。
「H&Mなんてティーンが買うもの・・・」と思っていたが、
チェコでふらっと立ち寄った時に
その品質の良さに初めて気付かされた。
デザインはもちろん、
リサイクル素材が使われていること等が明記されていて
今のH&Mはもうただの巨悪ファストファッションではない。
(まだまだ改善の必要はあろうが)
店員も海外と同じく
無駄な笑みを浮かべておらず
謎の甲高い声を発していないのがとても良い。
(聞けばバッチリ英語でも答えてくれる)
最近は周囲にこの事件を吹聴するついでに
H&Mを推す活動をしている。
(暇人である。)
ユニクロが会社としてそう決めたルールで
別に法を犯しているわけではないため、
ユニクロに落ち度は全くない。
全くない。
ただの一般人の個人的な憤りである。
だが、世界第3位のアパレル企業が
「人を見た目で判断する」ことを
こうして再生産しているかのような状況は、
全く想定していなかった分、かなり驚いた。
従業員のファッションについて
そんなに6トーン以下の暗色系の髪色にこだわるのなら
金髪や7トーン以上の髪色をしたモデルを
広告に起用するのもおかしな話ではないかと思う。
(身だしなみがなっていないということであれば・・・)
ユニクロで不採用を受けた後
金髪でも普通に働ける場所はないのか・・・
と探したところこんなニュースを見つけた。
髪に加えて何とピアスまで!
素晴らしい!
残念ながら、近所にウエルシアはないため
働くことはできないが、
今後見かけたら積極的にここで買い物をしていきたい。
所詮アルバイトの身ではあるが、
自分の労働力と時間は、きちんと選んだ企業で使いたい。
こういうことが、自分の尊厳を守ることだと最近思う。
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