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同じ努力でも成果の違いを生み出す抽象化のパワー
なぜ、「ネ申ネ土」を「じんじゃ」と読めるのか?
何かのノウハウを学んで行動しているのに結果が出ない人は、「ノウハウ通りにやるスキル」が低いということです。
重要度の低いことにこだわってほんとに重要なことを疎かにしたり、勝手な思い込みで何かを付け足したりして、ノウハウとは別物の行動をとってしまっている場合がほとんどです。
では、なぜお手本通りにやることの重要さは知っていても、実行することが難しいのか。
それは、【抽象化する】思考が訓練されていないからです。
抽象化のスキルを高める
「お手本通りにやる」というときに、文字通り「一字一句」まったく同じことを書き写すのであれば、脱落する人も少ないでしょう。
けれども実際は、コピー機を使ったのでない限り文字のクセの違いがあるはずですし、厳密に言うと紙の質も含めると100%同じということはありえません。
この「100%同じではない」にもかかわらず、内容を読むという目的であれば「まったく同じに書き写した」と思えることはわかりますよね?
これは「文字」や「言語」、「紙」という抽象概念を持つことで、誤差とみなす部分とそうでない部分を区別するようになるからです。
たとえば
「ネ申」
「神」
の二つはサイズは違うけれども同じとみなすことができます。
けれど
「ネ申」
「ネ中」
はサイズは同じで、似てるけれど「違う」とわかるわけです。
「お手本通りにやる」ときに、100%同じコピーは事実上不可能なので、「何を誤差」として、「何を違い」として理解するかで結果の差がでます。
得たい結果を高める「誤差」と「違い」を区別するために、抽象化する能力を高めることが役立つわけです。
盲点を外す抽象化のパワー
もし抽象化して考える事の意義がわかったならば、スコトーマ(盲点)が外れて、これから抽象化する思考を高めるための情報やヒントがたくさん目につくようになるはずです。
たとえば、
「ぶっころすぞ」と大声で叫びながら、バタフライナイフを出した男が
私を睨みつけて刺そうとしている。
この状況を抽象化して捉えると次のようになります。
目の前で、
「暴力という手段」で
「怒りとフラストレーション」
「承認を求める気持ち」
を音と筋肉を使って表現している。
物体に対して抽象化することで、恐怖などの情動に影響を受けてIQが下がることを避けられますし、俯瞰した視点から最適な選択肢を見つけやすくなります。
ではどうやって、抽象化して考えるスキルを高めるのか?
このことについては機会があれば取り挙げます。
それよりも抽象化して考える事の意義をしっかり理解して、盲点を外しましょう。
自分自身、もしくはあなたの周りで行動しているのに成果につながっていない人が「何を」「何に」変えたら、同じ努力でもっと成果が出るようになるかモニタリングしてみてください。
・-・最後に・-・-・-・-・-・-・-・-・
「頑張っているのに結果がでない」
「変わりたいのに変われない」
「セミナーや教材ジプシーになっている」
あなたにどんな挫折経験があっても、あなたは悪くないかもしれませんよ。
なぜなら私は結果が出せなかった多くの人をリサーチした経験があるからです。
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プレゼント🎁もあるので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。