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3児のママさん客室乗務員に密着!

こんにちは。ZIPAIR note編集部です。
さまざまな国を飛び回る客室乗務員。今回はその仕事をこなしながら子育てにも奮闘するZIPAIR客室乗務員の門脇さんに密着!
「ママさん客室乗務員」だからこその工夫点やスケジュール管理術とは?

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こんにちは。客室乗務員の門脇です。
現在はフライト業務の他、チェックインカウンター業務などに携わっています。

そして、プライベートでは中学3年生、小学4年生、小学2年生の3児のママでもあります。
今回は子育てをしながら客室乗務員として働く、そんな私の生活を少しご紹介します。

航空業界への挑戦、そしてZIPAIRへ

私は大学卒業後結婚し宮城県で教員として働いていましたが、もう一つの夢だった航空業界にいつか挑戦したいと考えていました。
下の子が3歳になりそろそろ動き出すぞというタイミングで、JALが中長距離LCC(ローコストキャリア)として新会社(現ZIPAIR)を設立すること、その会社はもともと自分が勤務したいと考えていた成田国際空港を拠点として就航すること、さらにフライト業務だけでなく地上の業務も兼務する働き方ができることを知り、運命だと思いました。

そして、初めてZIPAIRの公式サイトを見た時、記載されていた文章に気持ちが高ぶったことを覚えています。

何もかも叶えてくれるフルサービスキャリアか、クオリティを犠牲にしたLCCか。空の移動はいつまでその2択なんだろう。私たちZIPAIRが目指すもの。それは、今の時代に合ったサービスクオリティと究極のコストバリューを両立する、今までにないエアラインです。空の上で過ごす時間、そのすべてを日本らしい創意工夫で、今、一歩前へ。

この文章を目にした瞬間、「キャリアウーマンか、専業主婦か、女性の生き方は2択しかないのか。今の時代に合った生き方や、ママであることと自己実現の両立は可能ではないか」と私が大学時代からずっと考えてきていたテーマが重なり、ZIPAIRであればママと客室乗務員の両方に挑戦することが可能かもしれないと強く感じました。
「今、一歩前へ。」という言葉に勇気づけられ、挑戦に至りました。

家族みんなも背中を押してくれました!

その後無事に合格しましたが、子どもたちもまだ幼かったので身の回りのことも一人では十分にできず、送り迎えにも保護者が行かなければいけないなどの状況もあり、当時は喜びと同時に大きな不安を抱えていたのも事実です。

夫と私に加わり他県に住む私の両親も巻き込んでみんなでスケジュール合わせをし、家族だけではサポートが厳しい時はベビーシッターも利用しました。
ご近所さんに送り迎えをお願いしたこともあります。

家族や周りの人たちの支えがあり、セーフティーネットを何層にもすることで子育てができています。

また、ベビーシッターはこれまで利用したことがなかったので、最初は不安も多くインターネットで徹底的に調べました。
そこで内閣府の企業主導型ベビーシッター利用者支援事業の承認事業主となっている企業が従業員に配布し、従業員がベビーシッターを利用した際に使用できる券で、いくらかの補助が受けられるという「こども家庭庁ベビーシッター券(旧内閣府ベビーシッター券)」の存在を知りました。
私は入社前アルバイトで2019年の12月からZIPAIRで働き始めたのですが、その時点では夫の勤務先が加盟していたので補助券を発行してもらい利用していました。
しかし私の正社員として勤務を開始した2020年4月からは夫が転職をしたため補助券を利用できなくなってしまいました。
当時のZIPAIRは設立当初ということもあり福利厚生は細かいところまで整っておらず、こども家庭庁ベビーシッター券も利用することができませんでした。

そこで入社後、「車座ミーティング」という社長や役員と直接話すことができる座談会で、思い切って社長に制度の導入ができないか話してみたのです。

すると社長はすぐにメモに取りながら「そういう存在があることを知らなかった。このような情報はどんどん教えてほしい。すぐに導入しよう。」と約束してくれました。それから本当にすぐZIPAIRも加盟企業に加わり、補助券が使えるようになりました。

社員の声を聞き、働きやすいようにサポートしてもらえたことに今でも感謝しています。

家庭と仕事、両立する上で大変なことはなんといっても家族のスケジュール管理です。
学校行事に加え部活や習いごともあるので、毎日何があるか、親として用意するべきものがないか確認が必要です。

子どもたちが病気になった時は特に大変です。
可能な限り私や夫が在宅勤務に切り替えたり私の母に来てもらったりしますが、早めに会社に連絡し会社を休むこともあります。
子どもは急に体調を崩すことも多いので、時には周りの助けも借りながら仕事を続けています。

私なりのスケジュール工夫術

ここでとある勤務日のスケジュールをご紹介します。
フライト勤務の場合は数日間家をあけるので、出勤前にできる限りの家事を猛スピードで片づけます!

「お留守番ノート」に作り置きした食事や、子どもたちの学校の持ち物、習い事の予定などリマインドを書き、自分がいなくても困らないよう工夫しています。
また、次女と長男にパパとお姉ちゃんの言うことをよく聞いてね!と伝えることも大切なポイントです!

<成田=ロサンゼルス線乗務日のタイムスケジュール>
5:50 起床
6:00 朝食準備
~7:30 子どもたちが登校
~10:00 洗濯・掃除・夕食準備
~11:00 フライト準備
11:15 出勤 

2日後
フライトを終え、17:00頃帰宅    
18:00 子どもたちも帰宅し、入浴、夕食準備
19:00 夕食      
20:00 団らん、片付け
21:00 就寝

子どもたちと一緒に21時ごろ寝落ちすることも多々...(笑)

業務上、朝早い時間に出勤したり少し遅い時間に帰宅したりすることもあります。
私や夫がいなくても子どもたちが自分のことは自分で管理できるように毎日のTo Doリストを作り、やるべきことを可視化して自ら動いてもらえるようにしています。

また、私自身のTo Doリストも玄関に貼り、出かける前にチェックしています。

料理については、時短のために長期保存が可能なカラフルなピクルスを作り常備しています。
お肉を焼いただけでもピクルスを添えると華やかになりとっても便利です(笑)

子育てをしながら勤務しているからこそ見えたこと

子育てを経験し、以前より人の心の機微に敏感になったと感じます。
それは機内でも何か困っている人がいないか、常にアンテナを張って機内巡回することにも役立っています。

また、以前社長が社員に向けて「ZIPAIRは夢を追う人や挑戦を始める人を応援するエアラインである」と発信しており、私個人としても老若男女すべてのお客さまに自らの可能性を広げるきっかけを与えることができたらうれしいです。

フライトやチェックインカウンターでのお客さまとの会話を楽しみながら、自分自身もさまざまな業務に挑戦していくことで無限の可能性を体現していきたいと思っています。

機内で皆さんとお会いできる日を楽しみにしています!

※記事の内容は掲載時点のものです。


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