バンコクへの渡航には何が必要?出発から帰国までの流れを解説!
<この記事の内容は2021年2月10日現在のものです。新たなアップデート等は記事中のリンク先等をご確認ください。>
こんにちは。ZIPAIR note編集部です。
ZIPAIRは2月1日からバンコク路線を毎日運航しております。(*1)
現在、タイは入国制限があり、渡航するには事前に準備をしなければならないことがあります。そこで今回は、タイへ入国・日本へ帰国する際に必要なことを企画マーケティング部でバンコク線を担当している伊藤浩二郎よりお話しします。
【出発前】書類の準備や情報登録などの手続きをする。
こんにちは。バンコク路線担当の伊藤です。出発準備から帰国後の対応までの流れに沿って、バンコク渡航に必要なことを皆さんにお伝えしたいと思います。
入国手続きの流れは下の図のようになっていますが、現在、観光目的とする45日以内の滞在であれば、日本国籍のパスポート所持者は観光ビザが免除されます。条件などは、在東京タイ王国大使館のWebサイトよりご確認ください。
それ以上の日数や観光以外の目的で滞在される方は、ビザの取得が必要になりますので大使館・各領事館のWebサイトからチェックするようにしましょう。
出典:在東京タイ王国大使館
書類の用意やオンラインシステムへの登録は滞在日数に関わらず必要になりますので、まずはそれらの事前準備について説明していきますね。
(1)入国許可書取得のため、必要情報や書類をオンラインシステムへ登録
タイ国籍を持たない方が入国する際には入国許可書が必須で、2021年1月からは専用オンラインシステムより申請する形となっています。(申請はこちらから)
登録には、2つのステップがあります。まず、個人情報を入力するほか、ビザや医療保険証といった必要書類をアップロードします(まだ医療保険に加入していない場合は、次のステップ時にもアップロード可能)。
申請書の提出完了後には6ケタのコードが与えられますので、このコードを使って登録状況を随時確認しましょう。3営業日以内に事前承認がされます。
(2)事前承認後、さらに必要情報と書類をオンラインシステムにアップロードし、発行後にダウンロード
次に、航空券情報と、到着後の14日間隔離(*2)で滞在するタイ政府指定の隔離措置施設(ASQ)の予約確認書のデータ入力およびアップロードをします。事前承認後15日以内にこれらを提出しなかった場合、自動的に申請が取り消しになりますのでご注意ください。
承認は3営業日以内にされ、承認されると入国許可書がダウンロードできるようになります。
※タイ政府による主な隔離措置施設のリストは、在タイ日本国大使館のWebサイトにも掲載されています。
在タイ日本国大使館:
https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid2019-asq.html
(3)そのほか必要書類の準備とアプリへの登録
上記を含め、チェックインカウンターと到着時の疾病管理局担当者には以下6つの書類を提示する必要があります。こちらも準備をしましょう。
1.パスポート
2.入国許可書
3.搭乗可能健康証明書(英語またはタイ語。印刷した書類が必要)
4.渡航前72時間以内に発行されたRT-PCR検査による新型コロナウイルス非感染証明書(英語またはタイ語)
5.新型コロナウイルス感染症および関連疾患の治療費を含む10万米ドル以上の治療補償額の医療保険証または雇用主からのレター(英語またはタイ語)
6.T.8 Form(タイ王国健康質問書)
加えて、入国前に「ThailandPlus」という追跡アプリをダウンロードし、登録する必要があります。アプリの詳細や上記の流れについて、詳細は在東京タイ王国大使館の以下Webサイトよりそれぞれご確認ください。
「タイ国籍を有しない者のタイ王国入国(新規システム)」:
http://site.thaiembassy.jp/jp/news/announcement/9763/
※RT-PCR検査を提供するクリニックの一部も掲載されています。
「タイ国籍を有しない者のための入国許可書(COE)登録ガイドライン(新規システム)」:
http://site.thaiembassy.jp/upload/pdf/New%20Folder/GuidelineJanJP/(JP)%20COE%20Guideline%20Final%2010.12.2020P.pdf
※T.8 Formの申請書もこちらからダウンロードできます。
「入国許可証 (COE) 登録マニュアル」:
http://site.thaiembassy.jp/upload/pdf/New%20Folder/ManualJP/COE%20Manual%20Japanese%20rv10.pdf
【日本出発時】空港が挙げている感染症対策をしっかり行う。
成田国際空港では、空港としての取り組みやお客さまへのお願いとして9つのポイントを挙げています。
空港内の座席数を制限するといった取り組みをはじめ、マスク着用のお願いなどがありますが、詳細や最新情報について以下のリンクよりご確認ください。
成田国際空港:
https://www.narita-airport.jp/jp/news/prevent_corona
https://www.narita-airport.jp/jp/news/corona
【バンコク到着後】検査の実施や14日間の隔離など防疫措置に従って滞在。
タイへ入国してからは新型コロナウイルス感染症の検査に加えて、政府指定の隔離措置施設で14日間滞在する必要があります。
また、入国時には医療検査を受け、記入したT.8 Formを入国管理局と疾病管理局職員に提出します。
これらの対応のほか、政府や施設が定めるルールにのっとって行動しましょう。
【日本帰国時】空港からの移動制限、自宅待機。
日本へ入国する際には、厚生労働省から以下の対応が通達されています。
・出国前72時間以内の検査証明を取得すること
・検疫所長が指定する場所(自宅など)で入国(検体採取日)の次の日から起算して14 日間待機する滞在場所を確保すること
・英国、南アフリカ共和国に過去14日以内の滞在歴がある方につきましては、検疫所の確保する宿泊施設等で入国後3日間の待機をしていただき、3日目、6日目に検査を実施します
・到着する空港等から、その滞在場所まで公共通機関を使用せずに移動する手段を確保すること
・入国後に待機する滞在場所と、空港等から移動する手段を検疫所に登録すること
・新型コロナウイルスの検査を受けること
・検査結果が出るまで、原則、空港内のスペース又は検疫所が指定した施設等で待機すること
*到着から検査結果判明まで1~3時間程度ですが、再検査をするなど状況によっては到着の翌日に判明する場合があり、その後、入国の手続きになります。
・入国時には、誓約書を提出していただきます。詳細はこちらをご覧下さい。
“水際対策の抜本的強化に関するQ&A”. 厚生労働省. 2021-1-25. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html#Q1-1, (参照 2021-2-9).
詳細は、厚生労働省のWebサイトよりご確認ください。
厚生労働省:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html
2021年1月14日よりとられることになった新たな措置では、検疫所へ「出国前72時間以内の検査証明書」と「誓約書」の提出が必要となっています。
誓約書では、14日間の公共交通機関の不使用、自宅等での待機、位置情報の保存、接触確認アプリの導入等について誓約することになり、提出できない場合は検疫所が確保する宿泊施設等で待機となります。こちらについても厚生労働省の以下Webサイトをご確認ください。
厚生労働省:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
2021年2月10日現在、以上がバンコク渡航において必要とされることとなります。状況は日々変わっていきますので、ご旅行の際には出国・帰国前に最新情報を各リンクより必ずチェックしてくださいね。
皆さんにご搭乗いただける日を楽しみにしています!
*1:スケジュールは変更になる可能性があります。最新の情報は、ZIPAIR公式Webサイトをご覧ください。
*2:14日間の隔離において到着日は含まれず、隔離は実質15泊16日となります。また、滞在にかかる費用は自己負担です。