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社交不安障害(SAD)を放っておかないで。
社交不安障害は、セロトニンやドーパミンといった神経系の機能障害が発症の原因と考えられている、れっきとした病気。
その人の性格だとか、甘えなどと言われる事もあるが、そうではない。
この病気は得てして幼少期に発症しやすく、治療に結びつく事がないまま、放置されがち。
本人が悩んでいても、親が正しい知識を持っていなければ、それが病気によるものだとは考えもしない。
対処しないままだと、成長の過程で様々な障壁にぶつかる。
例えば、就職活動や結婚。
障害を抱えたままだと、うまく自己表現ができずに、相手にきちんと気持ちを伝えられずに様々なチャンスを逃す事にもなりかねない。
失敗経験が積み重なると、どんどん自信がなくなり、人との接点を避けたりもする。
人前での発表が苦であれば、自ら昇進の道を絶ってしまう事だってあるだろう。
この社交不安障害さえ克服できれば、誰だってもっと自由で幸せな人生を送れるはず。
まだまだ一般的ではないこの病気。
患っている本人は、周りが思う以上にとても苦しんでいる。
家族や周囲にそんな人がいたら、ぜひ心療内科や精神科への受診を勧めてあげてほしい。
精神科に偏見を持っているのは、日本ぐらいのもの。
周囲の目を気にして一生病気に悩まされるよりは、病気を受け入れ、しっかり治療して、晴れやかに生きる方がいい。
大別な場面を避けてばかりの人生は辛い。
大人なら迷わず受診、子供なら親が受診の手助けをする。
そして社交不安障害とうまく付き合いながら、幸せに向かって歩き始めよう。