読書:ファンベースな人たち 情緒的価値観を大事にしたい
今回読んだ本
読書メモ、第8回目は、
書名
ファンベースな人たち ファンとともに歩んだ企業10の成功ストーリー
著者
佐藤尚之 津田匡保
キーワード
ファンベースとは、
ファンとは、
感想
ファンベースとは
今までの感覚では、企業は、機能や価格を前面に顧客にアピールしたり、また、ご新規様を獲得するために、様々な広告や施策を行なってきました。
けれど、この商品が好き、この企業を応援したい、という一緒になって応援してくれる顧客=ファンを大事にする考え方(ファンベース)が、今の時代にとる戦略としていいんじゃないかというものです。(うすい理解ではずかしい。)
ファンベースという考え方については、別の新書がより詳しいです。
会社案内ページも一目でわかる、わかりやすい内容になっています。
取組を語る担当者らがステキ
今回の本は、実際のところ、企業ではどんな取組みをしているのか、具体的な話が書かれています。
この本は、企業担当者と著者によるインタビュー形式と、要約したマンガもあり、非常に読みやすかった。
文面からではあるけれど、取組み内容を楽しそうに語る担当者さんが、とてもすてきでした。自分のお仕事を楽しそうに語れるって、カッコいい。
ファン度合いを視覚化
また、このファンベースの取組みの面白いと思った点は、アンケート調査等でファン度合い(気持ち)を数値化するところ。数値化できると、現在のその企業や商品のファン度合いが視覚で把握でき、現在位置と目指す位置、取組む方向性が共有しやすくなるなぁ〜と思いました。
お気に入りとか、ファンとか、ふわふわしたものを目に見えるようになるのが、面白い!
本を読んで
以前読んだ「推しエコノミー」の、アニメのキャラクターといったIP(知的財産)にみられる行動の「推し」のように、キャラクターだけでなく、一般的な商品や企業も、好きだ・応援したい、というような情緒的価値を感じてもらう(届ける?)ことが、今のキーワードだと感じました。
この本を読んで、この企業(ファンベース)さんのファンになりました。(まさにこのファンベースで言う、ファンが自発的に宣伝している状態です。)