『いつからだろう…そして』

若い時、がむしゃらに夢を追いかけている時

根拠はないが妙な自信があった。

実際に僕の周りにもギラギラと

俺は!私は!という同志がたくさんいた。

人前では自信満々な自分。

一人になると不安が顔を出す自分。

どっちも本当の自分で

間違いはなかったんだと思う。

『いつからだろうけど…そして』

何でって聞かれても理屈じゃないけど

私には絶対才能があるの

周りの人達をみんな敵だとみなし

自信の鎧をつけてやってきました

地元の友達には言っていないの

絶対びっくりさせてやるんだから

でも無防備な部分の気持ちとしては

諦めた時の自分が怖いからかな

上京して5年

いたずらに流れる日々の中で

口癖は「みんなバカよ…」

あえて一人 だけど一人…

いつからだろう

人前で本音を言わなくなったのは

一旦マイナスに入ると

不安が身体を埋め尽くす

好きな人がいないわけでは

決してないのだけれど

今はそんなこと

言ってる暇はないの

叶えてやる

例えば目の前に左右の分かれ道

右を見れば明るく

左は薄暗く

大抵の人達はきっと

右を選ぶだろう

けど何かを感じる

少数が左を行く

突然の大雨 不意の落とし穴

あまた障害はあれど

その先の右以上の

明るみを目指していく

ある男が言った

「女は身体が武器になるもんな」

って冗談とも皮肉とも

とれぬ口調で

成功の影に人に見えない

何かがあるとするなら

私は厭わない

だって遊びじゃないの

叶えてやる

この前急に

ホームシックにかかり

母親に電話したの

黙ってると

「何かあったの?」

の一言で涙出てた

いつからだろう

自分を誇張で固めた姿にして

がむしゃらに走ってる

途中で曲がれぬ猪のように

怖がっていない

仕掛けられた罠なんて

蹴散らしてやる

自分をひたすら

強く信じる それだけのこと

いつからだろう

人前で本音を言わなくなったのは

一旦マイナスに入ると

不安が身体を埋め尽くすけど

成功の影に人に言えない

何かがあるとするなら

私は厭わない

だって遊びじゃないの

叶えてやる

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