見出し画像

20250213 半導体に制せられる存在となってしまった。悲しきかな

(1013字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)
 
 2025年2月13日の日記。書き始めの時間、午後4時3分。
 
 
 なんかもう、私の暮らし、電子機器に囲まれ過ぎ
 
 全面包囲されている。身動き取れない程に。
 
 
 今この記事を書いている為のパソコンもそうだし、このパソコンを置いているデスクの上には
 
・スマートフォン2台
・タブレットPC1台
・電子手帳1台
・ワイヤレスイヤホン1セット
が置かれていて、袖机の8割のスペースをどーんと占めている。
 
 在宅勤務の日はもっと壮観だ。
 上記機器に加え、更に
 
・社用PC1台
・社用スマートフォン1台
が加わる。
 
 こうともなれば袖机どころか、メイン作業スペースも半分以上の空きしか残っておらず、書き物をしたくてもなかなかノートの置き所が無く、かなりひと苦労する。
 
 
 そういえば、『教養としての「半導体」』(菊地 正典 (著))一書に

およそ多少なりとも知的な機能をもったモノで、半導体が使われているモノを探すよりも、使われていないモノを探すほうがむずかしい

『教養としての「半導体」』(菊地 正典 (著))

といった一言が書いてあった。

 パソコンやスマートフォンはもちろんだが、家電諸々、例えば炊飯器や洗濯機にも各動作を指示するマイコン(マイクロコントローラ)がついていて、こちらも半導体チップだ。
 今や照明の代表格ともなったLEDは「Light Emitting Diode」と略で、「発光ダイオード」であり、ダイオードという半導体の一種である。
 
 一時、SuicaやPASMOといった交通カードの販売が中止になり世間を騒がしたが、これも半導体の影響によるもの。
 内蔵されているICチップの入手が困難になったからだ。
 
 人々の生活に不可欠なインターネット。
 Wi-Fi機器や5Gアンテナ、これらの設備にもびっしりと半導体部品が組み込まれている。
 
 
 世界征服をしたければ、半導体産業チェーンを制御すれば良い。
 
 これはちっとも大げさな表現ではないのだ。
 
 
 思えば去年の秋ごろまで、私は田舎町にある小さな工場で黙々と働く日中翻訳・通訳者だった。
 そんなある日、世の中の動向を見て、ビッグウェーブに乗るしかないとえいやの勢いで転職し半導体業界に飛び込んだ。
 
 今や半導体と私は、もはや運命共同体だ。
 半導体が売れれば私の懐も豊かになるし、逆に半導体産業が低迷すれば私もわびしい思いをすることになる。
 
 作業デスク上の電子機器の中身にも、ぎっしりと半導体が詰まっている。
 半導体達に睨まれながら、びくびくと私は暮らしている。
 
 
 半導体を制する野望を持ってこの仕事についたはずが、すっかり半導体に制せられる存在となってしまった。
 悲しきかな。
 
 
 2025年2月13日の日記。書き終わりの時間、午後4時27分。

いいなと思ったら応援しよう!

竹子(たけねこ🐈)
記事は気に入っていただけましたでしょうか? もしよろしかったら、サポートお願いします!(◡‿◡✿) 不求多,真心便知足~!(量より真心!) よろしくお願いします~请多指教!✿